心内膜炎はどんな病気?

心内膜炎とは心臓壁の内膜である心内膜の炎症のことです。通常は心臓弁が発症部位となりますが、他に心内膜の表面や心臓内デバイスで発生することもあります。急性感性性のものの場合は、異常増殖という異常変種の中心に肉芽腫を持つ場合もあり、その場合は繊維化あるいは石灰化している場合もあります。この疾病の診断は、臨床像、心エコーなどの検査や発症原因となる細菌の存在を確かめるための血液培養に基づいて行なわれます。

心内膜炎の主な症状は?

心内膜炎にかかると、まず発熱をします。その後、倦怠感や疲労感、息切れ、脱力感や頭痛なども起こり、目に見えるものでは、激しい発汗や寝汗、手足のむくみや明らかな体重の減少など、多くの症状が表れます。そのほかにも筋肉痛や関節痛、貧血や心雑音、重いものでは意識障害、呼吸困難なども起こる場合があり、とても苦痛の多い、病であると言えます。

心内膜炎の主な原因は?

心内膜炎は、心臓壁の内側にある心内膜の炎症のことをいいます。原因として、微生物により、炎症をひきおこします。しかし、中には、微生物ではない場合もあります。なので、この病気は、二種類に分けられます。また、紅斑性狼瘡の患者によくみられ、免疫複合体の沈着によりおこるようです。また、バクテリアが住み着くことにより、発症します。

心内膜炎の主な検査と診断方法は?

感染性心内膜炎とは心臓の内膜に細菌が入り込み、心臓内膜が炎症を起してしまっている状態のことをいいます。この症状を検査する検査方法としては、心エコーが最も有効です。心エコーを用いることで心臓の内膜の厚さやや弁の動きを診ることができるので簡単に診断することができるのです。治療法としては抗生物質を静脈注射することで完治できます。

心内膜炎の主な治療方法は?

心内膜炎の治療法は、原因菌に合わせた抗菌剤を一ヶ月間に渡って投与することです。原因菌に合わせた抗菌剤を用いないと副作用が出てしまうので、原因となる病原体がどのようなものかをきちんと調べることが重要です。この病気によって生じたいぼが大きい場合は、手術で切断することもあります。また、基礎疾患を有する患者に対しては、菌血症を生じうる状況に先立って抗菌剤を投与して、発症を予防することもできます。

心内膜炎の初診に適した診療科目