アレキシサイミア アレキシサイミア

初診に適した診療科目

アレキシサイミアはどんな病気?

アレキシサイミアとは、失感情症とも呼ばれ、自分の感情を上手く表現できなかったり、自分がどのような感情を抱いているのか分からないような症状を引き起こします。現代の子供たちはコミュニケーションうまく取れない子が多く、この症状に陥りやすいです。心身症だけでなく、アルコール依存症、うつ病などにもこれが関連していると考えられています。

主な症状

アレキシサイミアは心身症の病態のひとつです。自分の感情や身体の感覚に気づくことが難しくなったり、感情を素直に表現することが難しくなったりします。また、自己の内面へ眼を向けることが苦手であるといったことが挙げられます。つまり、内面の感情や感覚の気付きが低下して、感情を相手に伝える作業が障害となっている状態にある症状です。

主な原因

アレキシサイミア(失感情症)にはどのような原因が考えられるのでしょうか。この精神疾患にかかるのは、発達段階の早期(幼少期)の母子関係において、母子相互の感情面での交流が阻害されていることが、一つの要因だと考えられています。とくに共働きで忙しい母親は子供と情緒的な会話を交わす機会が少なくなるため、子供の精神面にきをつけることがなくなることが多くなるのです。

主な検査と診断

アレキシサイミアの検査方法は脳の異常や体の異常では無いので判断が難しくなります。まず本人は自身の感情の異常に気が付かない事が多く、自覚していない場合も多いのです。しかし周囲が違和感を感じて受診する場合は精神科での検査が必要です。まず様々な医師の問診を受けます。この患者は物事に関して、健常者と違った感覚を持つので問診によって受診を下します。

主な治療方法

アレキシサイミアに有効な治療法は精神力動的精神療法や集団療法などです。精神分析や洞察志向のの心理療法は、自分の内面を理解するのが困難なこの病気の患者には有効ではありません。患者が感情を理解したり読み取ったりするときの欠陥に対する認識を患者自身で高めようとする精神力動的精神療法や、患者同士で感情を体験しあう集団療法が効果的です。