ニューロパチー ニューロバチー

初診に適した診療科目

ニューロパチーはどんな病気?

ニューロパチーとは広義に神経炎と呼ばれていた末梢神経の疾患で、運動神経や感覚神経、自律神経からなる末梢神経の線維が侵されることによって、それらの神経系統に単発あるいは併発して障害をきたします。筋力低下や筋萎縮、麻痺といった運動神経症状、感覚が鈍くなることやびりびりとした感覚などが現れる異常知覚といった感覚神経症状、血圧調節や下痢、便秘、腹痛などの自律神経症状を呈します。

主な症状

ニューロパチーの症状は、痛みや痺れといった病状が表れたり、あるいはその逆の現象として、痛みなどの感覚が鈍くなるものです。また、平衡感覚を保つ事が出来ずに体のバランスを失ったり、手足の位置関係が把握できなくなるなどの病状が表れます。さらには、発汗の異常や立ちくらみ、また排尿障害といった自律神経に起因する障害が次第に出てきます。

主な原因

ニューロパチーとは、10代~60代にみられる病気で、男性のほうが多くなっています。この病気の詳細な原因は、まだ、わかっていません。しかし、自己免疫異常からくるものであるのではないかと考えられています。自己免疫疾患には様々のものがありますが、どれも、それがどのようにして起こったものかは、まだ、解明されていまいものがほとんどです。

主な検査と診断

ニューロパチーの検査方法としては、まずは組織を生検する方法があります。組織を生検することによって、アミロイドを染めて沈着を証明することが出来るようになりますので、検査することがd系ます。その他には、血清中に変化したトランスサイレチンを検査することによっても調べることが出来るようになっていますので、医師の判断がとても大切になっています。

主な治療方法

ニューロパチーの治療法については代謝性によるものなのか、もしくは虚血性によるものなのかで異なります。まず、それが虚血性のものなのであれば、末梢の血液循環を良くし、血行を改善することが重要になってきます。この場合、痛みを伴うことが多いため、メキシレチン、抗けいれん薬などで痛みを緩和します。一方、代謝性によるものの場合は、血糖のコントロールや、代謝障害改善のためアルドース還元薬が使用されます。