誇大妄想はどんな病気?
多少の個人差はあるものの自分を特別なものだと思う想いは誰しもが持っている感情です。自信過剰だと表現されることもありますが、根拠もないのに自分を過大評価しすぎたり、実際とは違った現実を思い込むなど度を超えた妄想は誇大妄想だとされています。自分自身への過剰な自信は妄想を生むことが多く、そのような状態の時は心の病気が関係してると考えられています。
誇大妄想の主な症状は?
誇大妄想とは自分を過大評価し、自分は預言者である、特別な力を持っているといったような、非現実的な妄想を確信する症状を指します。躁鬱・統合失調症・進行麻痺に多くみられる妄想の一種と言われており、特に統合失調症における妄想は、ありもしないことを現実として捉えるのが統合失調症の典型とされていることから、この病気が元になっているとも考えられています。
誇大妄想の主な原因は?
自分は世界を征服している、自分は世界一美しい人であるなどと本気で思い込むことを誇大妄想と言います。その原因として、統合失調症の患者に多く見られます。言うことと行動がちぐはぐなことが特徴で、興奮状態で暴れたりしますので、まずは、医療機関とのつながりを持ち、医師の診察を受けることが大切です。入院や投薬などの治療が必要になります。
誇大妄想の主な検査と診断方法は?
誇大妄想が出現しやすい心の病気には、躁うつ病、妄想性障害、統合失調症があります。これらの心の病気に関しては、医療機関がインターネット上に掲載している病気のチェックシートがあり、これらを試してみるのが手短な検査方法です。ただし、あくまでも自己評価となってしまうので、心療内科医などに問診を行ってもらい、専門的で第三者視線で判断してもらうのが最適です。
誇大妄想の主な治療方法は?
統合失調症の一部である誇大妄想にはどのような治療法が有効なのでしょうか。化学的には抗うつ薬、抗躁薬などの精神安定剤を投薬することで、脳からの分泌物を調節して改善を試みるという方法があります。またこの症状は患者自身に極端に自信に満ち溢れている時や、極端に自信がない時に表れる場合があるので、患者自身の精神を安定させることが肝要です。
誇大妄想の初診に適した診療科目