炎症性サイトカイン エンショウセイサイトカイン

初診に適した診療科目

炎症性サイトカインはどんな病気?

炎症性サイトカインは炎症を強め機能障害や細胞・組織の崩壊をもたらす病気です。
慢性リウマチなどはこの病気が原因で悪化するとも言われています。サイトカインとは細胞どうしが連絡を取り合う信号のことです。これはウイルスや病原体によってやられた細胞に集まって連絡を取り合うときに出るものです。
これに対して炎症を抑える作用を持つ物質も存在しますがバランスが崩れると免疫疾患を引き起こすことがあります。

主な症状

炎症性サイトカインとは、健常な人にもあるのですが、多発外傷や重度の熱傷で血中に大幅に増加されると考えられているものです。
このような物質が血中に多くなると症状としては、発熱や悪寒などが上げられますがこれ自体では大きな病気に至ることはありません。
しかし臓器を破壊したりするサイトカインもあり、できる限り安静にする必要があります。

主な原因

炎症性サイトカインの原因は、全身を駆け巡る骨髄系の細胞、IL-1、IL-6、TNF-α、といった物質です。
これらの物質は通常であればそれほど問題ないものの、血管内皮細胞の接着分子が発言することによって合体し、そしてその合体した炎症細胞が体内の局所に浸潤するために起こるものです。
前述の物質は、同時にこの浸潤を支援する働きも持っています。

主な検査と診断

炎症性サイトカインを検査するには、いくつかの特別な検査方法が用いられます。
まずは、ごく一般的な採血法により、患者の血液サンプルを採取します。
採取した血液サンプルの中に含まれる炎症性のサイトカインの量を測定することになるわけですが、これらのサイトカインにはいくつもの種類が存在するため、必要な種類のサイトカインをELISA法などを用いて定量します。

主な治療方法

炎症性サイトカインの治療法は、投薬によるものが一般的となっています。
生物学的製剤と呼ばれている科学物資の働きを直接押さえる薬を利用することで、これまでにない高い効率で病気の治療ができるようになったのです。
また、抗体療法も開発されつつありますので、体内に抗体をつくるための長期的な治療が今後導入されていくと考えられます。。