ルーズショルダー

初診に適した診療科目

ルーズショルダーはどんな病気?

ルーズショルダーとは肩関節不安定症ともいわれ、肩の関節の亜脱臼や脱臼が習慣化して関節が外れやすくなる状態をいいます。一度の衝撃で起こるのではなく、肩関節の稼動域の広い人がなりやすいといわれており、長期間に渡る肩への負担が原因とされています。筋力トレーニングなどで筋肉を無理のない程度で鍛えて外れやすくなった肩関節に少しでも負担がかからないようにするのとが大切です。

主な症状

ルーズショルダーの症状として、一般的なものは、野球やソフトボールなどの球を投げるといった動作中にバランスを崩して肩関節の組織を痛めてしまうなど、大きな外力がかかっていない場合でも、ごく小さい外傷によって起こる、うずきや痛みが挙げられます。他にも、不快感や脱力感、なにもする気が起きないといった無気力感を訴えるようになります。

主な原因

ルーズショルダーの原因となるものは、まだ身体が成長途中で未発達な小学生にたいしての激しい筋力トレーニングを避けることや重負荷の筋力トレーニングがあがります。身体の未発達なこどもにあまり激しい筋トレはたしかによくありませんが、最低限の筋力や、インナーマッスルの強化を怠っていると結果として安定した位置にいることができない骨同士がぶつかり傷んだり靭帯や筋肉が入ってはさまってしまうという症状がでるのです。

主な検査と診断

ルーズショルダーの検査方法は、とても簡単です。立ったまま、または座ったまま、肘を90度動かすことができるかどうかを診てみるのです。そしてそこから更に三角筋の周辺に異常がないか、つまりは通常とは違う凹みなどのような症状がでていないかをみることで、検査を行うことができます。また筋肉の問題ですから、状況によってはエコーなどの検査も行えば、状況をより正確に把握することができるでしょう。

主な治療方法

ルーズショルダーの治療法は、症状の原因が関節なのか、靭帯なのか、または筋肉なのかによって異なります。関節の場合は、肩関節を安定させること、靭帯の場合は、テーピングによる固定・保護が有効です。筋肉の場合は、インナーマッスルの強化トレーニングが必要です。肩だけではなく、全身のインナーマッスルの柔軟性や連動性を改善することが効果的です。