薬剤性肝障害ヤクザイセイカンショウガイ

薬剤性肝障害はどんな病気?
薬剤性肝障害とは、薬剤の使用で肝臓が障害される病気です。また薬剤の直接作用によって起きる中毒性肝障害と、個体側の薬剤に対しての過敏反応により起きるアレルギー性肝障害に分類されます。ほとんどの場合はアレルギー性肝障害の患者が占めています。肝障害の程度により症状が全く無い事もあります。初発症状としては全身のだるさや吐き気、腹痛などの消化器症状を訴え、発熱、発疹などが過半数以上現われます。


薬剤性肝障害の症状
薬剤性肝障害は4週間以内に起こることが多く、2か月以内にそのほとんどが起こります。軽傷の場合は自覚症状がありません。血液検査で肝細胞からの逸脱酵素や胆道系酵素、ビリルビンの値が高くなります。しかし重症化すると初期段階では全身の倦怠感、吐き気、嘔吐、黄疸などを来します。服薬を中止することが遅れると肝不全から死亡に至ることもあります。

薬剤性肝障害の原因
薬剤性肝障害とは、薬剤を摂取することにより本来望む作用とは別に肝障害を起こすことを言います。原因としては、多くは、体質による薬剤のアレルギー性のものがあります。薬剤が肝臓で代謝された後にアレルギー反応を起こし、肝障害を引き起こします。また、薬剤の多量摂取により肝臓の代謝能力を上回る量の摂取をすることでも引き起こされます。

薬剤性肝障害の検査と診断
薬剤性肝障害には薬剤に対するアレルギー反応によって生じるものと薬剤そのものの薬理作用によって生じるものがあります。肝障害が薬剤性のものであるか否かの検査方法は、ある薬剤を服用開始後に発症したこと、発熱、発疹、皮膚のかゆみ、黄疸などがあること、血液検査で好酸球または白血球が増加していること、薬物に対する感受性試験が陽性であることなど、さまざまなアプローチが行われます。

薬剤性肝障害の治療方法
薬剤性肝障害の治療法としては、原則として起因薬物を速やかに中止することです。その為には、できるだけ早期に診断を行う必要があります。障害される型によっていは、劇症化する可能性もありますので、劇症化する前に肝庇護剤である強力ネオミノファーゲンCの静脈内注射を行ったり、胆汁うっ滞型の場合は胆汁の排泄を促す目的で、ウルソデオキシコール酸、副腎皮質ステロイド剤が使われることもあります。

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