非ホジキンリンパ腫

初診に適した診療科目

非ホジキンリンパ腫はどんな病気?

非ホジキンリンパ腫は、ホジキンリンパ腫以外全ての悪性リンパ腫を含む一群のことです。 病気が及ぶ恐れがある場所はリンパ節が多いのですが、全身のあらゆる臓器に発生する可能性があり、症候は腫れたり発熱や身体のダルさ、痒み等がみられることがあります。有効な治療法としては、放射線療法、抗がん剤による化学療法や外科療法と複数の治療法があります。

主な症状

白血球の内部にあるリンパ球が悪性化することで腫瘍となり非ホジキンリンパ腫が発生してしまう可能性があります。この病気の症状としてリンパ節(足の付け根、頸部、脇の下など)が腫れてしまうことが多く、その際に過剰な発汗や体のだるさ、発熱など様々な影響が出始めます。状況に応じて4段階までのレベルがあり、レベルが4まで達すると臓器を悪性の細胞が侵してしまっている状態にあります。

主な原因

非ホジキンリンパ腫は化学物質や放射線などさまざまな因子が関係しているのが原因だと考えられています。最近ではEBウイルス感染が関与していることがわかってきました。またさまざまなリスク遺伝子があります。高齢者、男性である、遺伝性免疫疾患がある、HIV、ヘリコバクターピロリ感染、臓器移植後の免疫抑制剤投与、肉と脂質の多い食事などがあげられます。

主な検査と診断

非ホジキンリンパ腫の検査方法は大きく分けて4つあります。リンパ腫の病型を決定する病理検査、病期を調べる検査、原因となるウイルスを調べる検査、治療効果を予測する検査があります。そのなかでも検査の種類は様々で、リンパ節や腫瘍を採取してそれを分析したり、X線検査や、エコー検査、CTMRI検査、脊髄検査や消化器内視鏡検査、血液検査等があり、総合的に判断します。

主な治療方法

アドリアマイシンやダカルバジンなどの抗生物質を服用することで、非ホジキンリンパ腫を治療する事が可能です。病気の症状に異変があった時は、放射線治療を一緒に行なうことで生存率を高める事が出来ます。症状が末期の時は、さらに強力な抗生物質と抗がん剤を用いて化学療法をする必要があります。リンパ腫を切除する治療法でも改善させる事が出来ます。