排尿痛 ハイニョウツウ

初診に適した診療科目

排尿痛はどんな病気?

排尿痛とは、一般的に排尿時に痛みを感じることを指すものです。刺すような痛みを感じることが多く、特に女性に多い症状です。
これは、膀胱炎や尿道炎、細菌の感染等により引き起こされることが多く、女性は男性よりも尿道が短いため細菌に感染しやすく、炎症を起こしやすいためです。
また、慢性的に痛みがある場合は、男女問わず病気の原因となる場合があり、病院で検査を受けることが望ましいでしょう。

主な症状

排尿痛の症状は、何の病気があるかによって異なってきます。排尿の初期に痛む場合、排尿が終わる頃に痛む場合、排尿中ずっと痛い場合もあります。
性感染症が原因の場合は、焼けつくような痛みも感じることがあります。痛みの質感も、ずきずき痛む場合、にぶい痛みが続く場合などに分かれます。激しい痛みが起きると、冷汗や嘔吐も伴うこともあります。
排尿の際の痛みがどんなものかを詳しく医師に伝え、正しい診断を仰ぎましょう。

主な原因

排尿痛の原因には、尿道に発症した炎症や結石によるものや、風邪のウィルスや精神的なストレスなどによる身体の不調で、免疫力が低下することにより起こるものもあります。
男性ならば性感染症による前立腺炎や尿道炎、女性ならば急性膀胱炎の発症により痛みが出たり、ほかには尿道狭窄症や腎盂腎炎などの病気によるものである可能性もあります。

主な検査と診断

排尿痛の検査方法は、まず病歴を調べて問診をします。質問は多岐にわたりますが、症状が出始めた時期や痛みの種類、強さ、痛む場所、どんな時に痛みを感じるか、尿の色や質、またアレルギーについてなどの問診があります。
通常、尿培養をしますが、以前に膀胱や腎臓の感染症がある人は、更に詳しい身体的検査を行います。
女性の場合は、おりものや膣の検査をすることがあります。

主な治療方法

排尿痛は、その種類によって様々な治療をする事になります。排尿の始めにおこる痛み、排尿している最中の痛み、排尿直後の痛みなどです。
風邪やストレスが原因の痛みは元となっている病気をまず治療します。
クラミジアなどに感染している場合は、抗生物質によりクラミジアの菌を根絶します。
さらに、膀胱炎や前立腺炎などの場合もそれぞれの治療法を実践します。