糖尿病性ケトアシドーシストウニョウビョウセイケトアシドーシス

糖尿病性ケトアシドーシスはどんな病気?
糖尿病性ケトアシドーシスとは、糖尿病の急性合併症であり、命の危険がある病態です。体が高血糖状態で、ケトン体及びアシドーシスが同時に発現していることが特徴です。アシドーシスとは、血液の酸塩基平衡を酸性側に傾ける力が働いている状態です。インスリン作用不足が顕著になっており、糖尿病の症状の中でも最も悪いものであり、重症である場合には、迅速に対応しなければ昏睡から死へ至る危険な状態です。


糖尿病性ケトアシドーシスの症状
糖尿病性ケトアシドーシスの症状は、意識障害、多飲、多尿、口渇、血圧低下、頻脈などがあり、ときに、悪心、嘔吐、腹痛がみられます。また、高血糖、血中?尿中ケトン体高値、pHの低下、重炭酸イオンの低下、二酸化炭素分圧の低下、口から甘いにおいがする呼気アセトン臭などもあげられます。重症の場合、昏睡状態に至ることもあり、注意が必要となります。

糖尿病性ケトアシドーシスの原因
糖尿病性ケトアシドーシスの原因には、インスリン治療の中断、感染、ストレスなどがあります。インスリンを注射し忘れたり、感染などでインスリンの効果が著しく低下したりすると、著明な高血糖をきたします。この状況下では糖は存在しているものの、末梢組織への取り込みが機能しなくなっているので、飢餓時と同様の状態と生体が勘違いし、肝臓で糖やケトンの過剰な産生が行われるのです。

糖尿病性ケトアシドーシスの検査と診断
糖尿病性ケトアシドーシスかどうかを調べるために、最も多く取られる検査方法が尿検査です。患者の尿を採取し、試験紙を使って尿中のケトン体と呼ばれる物質の量を調べます。健康な成人でも、わずかながら尿中にケトン体が含まれていますが、試験紙には反応しません。この検査では、大まかな数値しか判断できないため、さらに詳細に調べるときは、血液検査を行います。

糖尿病性ケトアシドーシスの治療方法
糖尿病性ケトアシドーシスにはどのような治療法が有効なのでしょうか。この病気の治療では輸血をメインとして、インスリンの投与は補助的なものとなります。急激に血糖値を調整すると脳浮腫の原因になることがあるので、グルコースを投入したり、カリウムを投入したりします。また動脈血のpHが7.0を下回る高度のアシドーシスでは、重炭酸塩を投与します。

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