側頭動脈炎 ソクトウドウミャクエン

初診に適した診療科目

側頭動脈炎はどんな病気?

側頭動脈炎は、比較的高齢者に見られることが多い病気ですが、日本人での発症は少ない傾向です。しかし、やや女性に多くみられる病気でもあります。発熱、体重減少、頭痛の症状がみられるが、もっとも酷い症状は視力低下です。視力低下が進行すると、失明することもあり、早期の治療が必要なのです。肩甲部の痛みやこわばり、腰痛の症状も見受けられる病気なのです。

主な症状

側頭動脈炎の症状は、片側もしくは両側の側頭部に強い痛みを自覚するようになります。場合によって、食べ物を噛む時に筋肉に痛みを伴います。典型的な症例では、側頭部にが赤くなり、索状になった肥厚した浅側頭動脈が触れます。 また頭痛だけではなく、約半数近くの患者に視力障害が認められ、そのなかでも約1割の人は失明することがあります。眼動脈に炎症が生じるのてま、視神経や網膜の血流障害が起こるからです。

主な原因

側頭動脈炎の原因は、その詳細に関しては不明となっています。高齢者になったときに、側頭部の皮下にある血管が炎症することによって起きるとされています。側頭部の皮下には側頭動脈とよばれている血管があり、この血管が炎症を起こし、膨らむことによって痛みを引き起こしているのです。どういった状態になるかまでは判明していますが、詳細な理由は未だ不明なのです。

主な検査と診断

側頭動脈炎などの疑いがある場合におこなわれていく検査方法が血沈などが亢進しているかどうかを判断していく血管撮影になっていきます。この検査では、頸部にある外頸動脈などにおこっている狭窄などを確認していくものになっていきます。その検査を確実にしていくものが浅側頭動脈の組織をとって調べていくという検査です。大変ですが行う必要があります。

主な治療方法

側頭動脈炎の治療法としましては、主に薬物療法を行います。薬物療法では副腎皮質ステロイド薬を用います。治療は発見次第早期から治療することがとても大切で、今後に繋がってきます。また副腎皮質ステロイド薬を服用する期間が短い場合は再度炎症が起こることがありますので、注意が必要となります。また頭痛がヒドい場合は痛み止めの薬も服用するばあいもあります。