急性腎炎症候群 キュウセイジンエンショウコウグン

急性腎炎症候群はどんな病気?

急性腎炎症候群は、腎臓に障害が起きた時に発病する病気です。尿に蛋白が混じる症状が初期症状として現われます。他にもむくみや高血圧などの軽い症状が出ます。症状が重い時は血尿が出たり、激しい動悸を起こすようになります。症状が軽い場合は、安静にしていると治すことが出来ます。初期症状の時は、食事療法も効果があります。薬物療法なら症状が重くても治療する事が可能です。

主な症状

急性腎炎症候群とは、ヤケドや重度熱傷によって尿が出なくなったり、循環器系が駄目になりショック状態にまで至る恐ろしい症状がでる症例のことです。この症例になった場合は、尿を排出させ腎臓の代わりを代替するために透析を用いるのですが、循環器系が駄目になっている場合は、透析に耐えられないのでCHDFと呼ばれる緩慢な透析を行なうことで治療します。

主な原因

急性腎炎症候群は肝臓の糸球体に障害が起こる事によって血尿や高血圧、むくみなどの症状が出る病気ですが、原因は糸球体腎炎やその全身性が病気の状態になる事で発生します。容蓮菌と呼ばれる細菌がのどまでの気道や皮膚に感染してまず症状を引き起こします。同時に血液中には交代が出来、抗体は菌を攻撃するために結合し、この結合したものが免疫複合体となり腎炎を引き起こします。

主な検査と診断

急性腎炎症候群の検査方法については、まず尿検査を行えば、尿の中に変形した赤血球が多く見られます。また尿の色もどす黒い赤色から褐色調と変色しています。そして血液検査を行えば、A群β溶連菌に対しての種々の抗体価の上昇があります。尿検査、血液検査と高血圧がみられた場合にはこの病気と診断されます。通常は腎臓の一部を採取する検査を行うことはありませんが、異常が続けば検査を行います。

主な治療方法

急性腎炎症候群の治療法は、安静にすることと食事療法につきます。特に初期には入院による絶対安静が望ましいとされます。食事療法では、腎臓の弱り方の具合にもよりますが、食事中のタンパク質の量を制限してタンパク質の老廃物がたまるのをできる限り抑えます。また、むくみで体液量が増加しているので、ナトリウムの摂取を同じ様に制限します。