心雑音 シンザツオン

初診に適した診療科目

心雑音はどんな病気?

心臓が拍動するときにでる音の一種を心雑音といいます。多くの人において聞こえる雑音で同じ人でもそのときの体調の変化によって大きくなったり小さくなったりします。
単に音の大きさだけではなく、雑音の出るタイミングなども本当に心臓に疾患ががあるかどうかの判断に使います。雑音が大きい場合は、疾患がある確率が高くなるので、超音波エコーなどを用いた精密検査が推奨されます。

主な症状

心雑音とは心臓の拍動に伴って聞こえる一つの音のことです。つまりこの症状は、健康状態が異常な人だけでなく、正常な人にも同様に聞こえる音ということになります。
聴診器で聞き取りやすい体型の人もいれば、聞き取りにくい体型の人もいますし、その時の健康状態によっても音の大きさも変わってきます。音が気になる場合、まず専門医に診てもらうのが先決です。

主な原因

心雑音とは、心音以外の音が聞こえる症状をいい、おもな原因は心臓内で異常な血流が生じていることを意味します。たとえば血液の逆流や血液が流れにくくなっていたり、左右を隔てる壁に穴が開いたりして、通常と違う血流になっている場合が考えられます。
また心臓の奇形など先天性とリウマチ熱などによる後天性があり、いずれも心臓の弁の異常により起きます。

主な検査と診断

心臓の音が正常ではなくて、不整脈の病気の元となる心雑音の疑いがある時の検査方法としては、医者による聴診器を心臓の部分に当てて雑音が入っているか否かを判別します。また、心電図による雑音の有無を判別します。
心臓の音が正常であれば、心電図から出力された心臓の音から出力されるグラフが一定のグラフになるが、雑音があるとグラフが乱れてくる事が特徴です。

主な治療方法

心臓の音に異常がある場合は、心臓の全体の組織に何らかの異常があると考えられています。
従って、正しく心臓から血液を送り出せないので心雑音が起こっています。
治療法としては、正しく血液を整えられるように心臓の機能を手術によって回復する事が前提となっています。心臓の手術は、難度が高いので心臓に関する専門の外科で行う事になります。