ジャンパー膝 ジャンパーヒザ

初診に適した診療科目

ジャンパー膝はどんな病気?

ジャンパー膝とは膝蓋腱炎ともいわれる病気で、スポーツを日常的に行う人に良くみられる病気です。膝の内側にある軟骨や軟骨組織に炎症や変形などの異変が起こることで痛みが発生します。スポーツの中でも日算に負担のかかりやすいバレーボール、サッカー、バスケットボールなどのスポーツを行う人は注意が必要です。これらのスポーツはジャンプやダッシュなど膝に負担のある動きを頻繁に行うため膝の炎症につながりやすいのです。

主な症状

ジャンパー膝とは、バスケットボールなバレーボールなどのジャンプの動作が多いスポーツに見られる膝の故障です。膝の骨と靭帯の接している部分が動かしたり、触ると痛みの症状が現れます。繰り返しジャンプや走ったりすると、使いすぎにより損傷が起こり、痛みが生じます。痛みが強いときは、ジャンプなどの動作を避け、消炎鎮痛剤を塗ったり冷湿布を貼ったり、マッサージをして筋肉をほぐします。

主な原因

ジャンパー膝の原因は膝に過度の負担がかかることです。ジャンプやダッシュをする際、体重の何倍もの衝撃が瞬間的に膝に加わります。それが運動によって何度も繰り返されると、膝は衝撃を上手に緩和・拡散できなくなってしまいます。その結果、膝の内側の軟骨やその組織に炎症や変形が起こり、膝に痛みが起こります。体の急な成長があると大腿四頭筋の発達が追いつかず、要因の一つとなります。

主な検査と診断

ジャンパー膝の検査方法は、うつ伏せに寝て膝関節を90度曲げた状態で行います。かかとから膝関節の方向へ圧力を加え下腿骨を内側・外側にひねり、その時に痛みやクリック音が現れた場合疾患を抱えている可能性があります。なお、内側にひねった時に痛みが現れた場合は外側半月板損傷、外側にひねった時に痛み現れた場合は内側半月板損傷の可能性があります。

主な治療方法

ジャンパー膝の治療法は、膝に負担のかかる運動を控える保存療法がありますが、それでも痛みがひかない場合は鎮痛剤や鎮痛消炎剤を使用する内服療法を同時に行います。自分で内服療法をするときには、鎮痛効果などのあるコンドロイチンを含んだものを摂取します。また、症状がひどく上記の方法では効果がない場合には病院で点滴療法や手術療法を受けます。