アメーバ赤痢

アメーバ赤痢はどんな病気?

アメーバ赤痢とは赤痢アメーバによる消化器の伝染病のことです。大腸に寄生し、大腸や直腸などに潰瘍を生じた結果、いちごゼリー状の粘性血便を一日に何度も排泄してしまいます。発症しても軽症で済むことが多い病気ですが、衰弱している場合は死に至ることもあります。日本では五類感染症に指定されており、発展途上国の旅行者に多く見られる病気でもあります。

主な症状

アメーバ赤痢は腸アメーバ症と腸外アメーバ症があり、感染しても症状が出たくるのは約5~10%前後です。主に粘血便や、下痢、しぶり腹、鼓腸、下腹部痛、腸内にガスがたまるなどが起きます。典型的なケースはゼリー状の粘血便を1日何回も排泄し、数日~数週間の間隔で増悪・寛解を繰り返します。腹膜炎を起こすこともあります。衰弱している場合、死にも繋がります。

主な原因

アメーバ赤痢とは赤痢菌の一種に感染して起きるゼリー状の下痢血便を伴う症状の病気のことです。原因は、人糞を触ってしまったり、肛門を使った性交をコンドーム無しで行なってしまった場合などに起こる事が知られています。また、日本ではこの赤痢に感染したっばいは赤痢予防法に則り、隔離病棟に強制入院することになりますので注意が必要です。

主な検査と診断

アメーバ赤痢の検査方法は、まずは糞便を見てみることを実施します。糞便中に原虫をきちんと見ることができるのかどうか、というところを顕微鏡によって正確に判断します。それから、血液検査を実施して血液中の異常をも見出すのです。内蔵における肥大というものも観察しなくてはいけないので、CT検査や超音波検査など、それぞれの患者の状況に応じてこれらを使い分けるのです。

主な治療方法

アメーバ赤痢の治療法は、下痢をしている場合は下痢を止めることなく出しっぱなしにし、体内の不純物を排出させます。熱を抑えるためにはデヒドロエメチン注射を打つと治まります。デヒドロエメチン注射は非常に高い効果があるので下痢がおさまった頃に打って様子を見ます。デヒドロエメチン注射を打って効果が無い場合はメトロニダゾールを処方します。

アメーバ赤痢の初診に適した診療科目

アメーバ赤痢に関連する病名


診断・診察できる病院・クリニック

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はる内視鏡クリニック
内科、消化器科
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