呻吟

初診に適した診療科目

呻吟はどんな病気?

呻吟とは苦しんでうめくことで、様々な要因、疾患でこの状態に陥ります。呼吸窮迫症候群、胎盤吸引症候群、新生児一過性多呼吸などが関連する疾患で挙げられます。またチアノーゼという皮膚が青みがかる状態になることもあります。これは還元ヘモグロビンが増えることで生じます。呼吸数の異常や呼吸困難の症状も引き起こすことがあるので注意が必要です。

主な症状

呻吟は新生児の呼吸障害のことで、症状としては普通成熟新生児の呼吸回数は毎分40-60なのだが毎分60回を超えたり、逆に呼吸が定期的に止まったりします。未熟性によるものが多いのですが、感染症や低血糖、低酸素症、電解質異常、体温以上、頭蓋内出血などによる二次的な場合もあるので背景にある原因となっているものをきちんと検査する必要があります。

主な原因

呻吟とは新生児における呼吸器困難症状の一種ですが、その原因にはさまざまなものがあります。その多くは、未成熟によるものですが、感染症や低血糖、低酸素症、体温異常、頭蓋内出血などの二次的疾患として発症することもあるため、背景に別の病気が隠れていないかよく調べることが重要です。呼吸数の異常や呼吸困難症状が現れたら、専門家に相談しましょう。

主な検査と診断

検査方法については、体の中の酸素不足状態を正しく検査することが必要です。ほかにも胸部X線写真の所見などが大切です。経皮的酸素濃度計やパルスオキシメータなどの機器を使うと、酸素飽和度の減少や、血液中の酸素分圧が低下、二酸化炭素分圧の上昇などの変化が簡単に正しく診断できます。これらの症状が見られれば、呻吟であると言える可能性が高くなります。

主な治療方法

呻吟の根本的な治療法としては、人工肺サーファクタント充墳療法によって治療を行います。人工肺サーファクタントは、牛の肺の中から抽出したもので、できる限り早く投与をすることが必要です。この治療方法が確立されるまでは死亡するケースは多かったですが、人工肺サーファクタント充墳療法が確立されてからは、死亡するケースはほとんどなくなりました。