肥厚性瘢痕ヒコウセイハンコン

肥厚性瘢痕はどんな病気?
肥厚性瘢痕は、外傷後、傷を負った面を修復しようとして出来た線維組織の過剰産生により、いわゆる「ミミズバレ状の瘢痕」が長期的に残存する状態を指すもので、周囲の皮膚を押しのけるように広がることを特徴とします。受傷後、およそ1か月から半年余りで瘢痕組織が肥厚して頂点に達し、底から数年間かけて小さくなります(数十年後に自然治癒する場合もあります)。


肥厚性瘢痕の症状
肥厚性瘢痕は、主に手術や怪我をした際に出来た傷を修復する作用が異常をきたした場合に起こり、その症状は非常に進行の遅いもので、傷が治癒したその後も変化を続けます。見た目では、皮膚が硬化して隆起したり、その部分が赤みを帯びてきたりします。感覚的には、隆起した皮膚のかゆみや痛みを感じるようになります。悪化すれば、日常生活に支障が出るほどまでになることもあります。

肥厚性瘢痕の原因
肥厚性瘢痕の原因には、外傷や熱傷、手術による縫合創など、いくつかの例が挙げられます。発症後のメカニズムとしては、次のように変化する特徴があります。創部の抱合閉鎖と上皮化が成立するところから始まり、徐々に隆起拡大増殖していきます。しかし、発症から数年後には隆起や赤みがなくなり、平坦化し、徐々に成熟瘢痕に変化するというメカニズムをたどります。

肥厚性瘢痕の検査と診断
肥厚性瘢痕の検査方法とはどのようなものでしょうか。皮膚科、皮膚泌尿器科、形成外科などの医師による診断では、通常は、見た目でけでも確定できるものです。症状が出た原因や、きっかけ、などを聞き、患部を視診します。ほかの疾患や、悪性の腫瘍などの可能性があるかもしれないと考えられる場合には、組織の一部を切り取り、採取をして検査します。

肥厚性瘢痕の治療方法
肥厚性瘢痕は根本的な治療は難しいのですが、現在は次の5つの治療法があります。一つ目は内服薬にて皮膚繊維細胞の増殖を抑えます。二つ目は圧迫療法といい、幹部を圧迫し、細胞の増殖を抑える方法です。三つ目は、ステロイド注射にて幹部へステロイドを注入し、細胞の増殖を抑えます。四つ目は、ステロイド軟膏やステロイドテープの抗炎症効果にて細胞の増殖を抑える方法です。最後に、幹部を切り取る手術療法があります。

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