高血糖 コウケットウ

初診に適した診療科目

高血糖はどんな病気?

高血糖は生活習慣の乱れ(糖類や塩分の摂取過多、たばこの吸いすぎ、運動不足、ストレス)や先天的にインシュリンが分泌・受容できないなどの理由で、血中のグルコース濃度が通常値より高くなることです。すぐにのどが渇く、いつもより空腹感を感じる、何度もトイレに行く、疲れやすくなった、傷の治りが遅いなどの症状が特徴的です。もちろん、糖尿病の原因でもあります。

主な症状

高血糖になると、普段よりも空腹感や喉の渇きを感じます。夜に排尿回数が増えることもあり、皮膚の乾燥やかゆさを感じ、切り傷やただれなどの皮膚の傷口が治りにくくなります。疲労感や眠さ、目の霞を感じたり、風邪などの感染症にかかりやすくなったりもします。以上の症状は、軽度かまたは、とてもゆっくり現れるので、気づきにくいです。定期的に健康診断を受けることが大切です。

主な原因

高血糖の原因の一つは肉類中心の食事です。ファストフード等が日本に浸透した事も理由の一つだと思います。そして運動不足も考えられます。現代社会ではなかなか運動する時間も取れず、運動を疎かにしてしまいます。さらにストレスも深く関係します。ストレスを感じることにより、血糖値を下げるインシュリンの分泌に異常が見られる様になります。

主な検査と診断

高血糖の検査方法は、糖尿病診断のための血糖検査を行います。血糖値は食事の影響で変動するため、タイミングを3つに分けて検査します。随時血糖検査では特に時間を決めずに採血して血糖値を測ります。早朝空腹時血糖検査では、検査当日の朝食を抜いた空腹の状態で採血して血糖値を測ります。75g経口ブドウ糖負荷試験は明らかに症状がある患者には必須の検査ではありません。

主な治療方法

高血糖の治療法は、その基礎となっている疾患を除去することがなによりも重要とされています。糖尿病になったあとに、こうした病気になってしまった、あるいや症状がでてしまったというヒトは、まずは糖尿病を治療することによって状態を改善することができるのです。なので、まずはこの病気の原因とされている糖尿病をインスリン投与などによって改善すること、それが一番効率的な改善方法となっています。