vdt症候群

初診に適した診療科目

vdt症候群はどんな病気?

vdt症候群とはコンピュータのディスプレイなどを長時間使用したことにより、目や身体、心に異常が生じる病気のことです。別名はテクノストレス眼症と呼ばれます。目の症状としては、ドライアイや充血、視力低下などです。身体の症状としては、首や肩、腰などのこりです。心の症状としては、食用がなくなったり不安感を抱いたりすることです。

主な症状

コンピュータのディスプレイを長時間見ていると、視力が低下する、といったものは、vdt症候群と呼ばれるものによるものです。この症候群にかかると、視力が低下する他、ドライアイになる、肩がこる、手や指にしびれを感じる等の身体的な症状だけでなく、抑うつ状態その他情緒不安定になるなどの精神的にも悪影響が出ることが知られています。

主な原因

パソコン作業中は無意識に画面を凝視して瞬きが少なくなってしまい、ドライアイや眼精疲労が起きます。長時間同じ姿勢での作業や目の疲労から首や肩にコリや痛みが出ます。首や肩のコリから腕に痛みが出るようになったり、長時間の入力作業から手を痛めたりします。体の不調のために頭痛や食欲不振などのストレス症状が出ることもあります。これらの体や心の不調が主にvdt症候群の原因になっています。

主な検査と診断

vdt症候群の検査方法は、患者の医師に対する症状のうったえに基づいて行われます。具体的には、医師に簡単な病状や経緯を説明した後、医師からこの症候群に関するチェックシートが渡され、そこに該当する症状等にチェックを入れ、それらを総合的に考慮して判断がなされます。例えば、ディスプレイを一日何時間注視しているか、などが挙げられます。

主な治療方法

vdt症候群の治療法は、原因となる環境の改善です。この病状を引き起こしている根本である生活環境や職場環境を見直すことによって、病状の改善を進めていきます。また、目の疲れや渇きを改善するための点眼薬などを用いることもあります。さらに、モニターなどからの光から目を守るメガネを着用するというような対処療法を実施することが可能です。