内反小趾はどんな病気?

内反小趾とは足の小指が親指側に曲がる状態のことです。これは親指が小指側に曲がる外販母趾ほど発生頻度は高くないですが、思春期から成人の女性に多く見られ、原因はヒールや足先の細い靴などの不安定な靴を履くことによるものとされています。
普通に歩く分には症状は出ませんが、悪化すると痛みを伴ってしまうこともあります。
予防として自分の足に合った靴を選ぶこと、不安定な靴で長時間歩かないことを心がけるのが大切です。

内反小趾の主な症状は?

内反小趾とは、足の小指が内側に入ってしまうことです。痛みを伴わない場合がほとんどですが、進行すると小指周辺に痛みや疲労が出たり、歩くのが辛くなったりします。
また、足の小指がきちんと使えないことで歩行や姿勢に影響を与えるので、膝痛や腰痛などが生じることもあります。

内反小趾の主な原因は?

内反小趾の原因としてあげられるのは不適切な靴の着用です。靴のサイズが合っていなかったり、高いヒールの靴を長時間はくと、小指は小さい骨なのですぐに変形してしまいます。
きつい筒型の靴下やストッキングの着用でも小指が内側に圧迫されてしまいます。
また内股やガニ股などの歩き方の悪いくせも原因となります。

内反小趾の主な検査と診断方法は?

内反小趾の検査方法は主に、レントゲン撮影によるその角度・足の指の動き・重心の位置・足の関節の柔らかさなどを調べます。
骨の異常による症状のため、視診や触診が中心で、これらの他に特別な検査をする事は殆どありません。また、加えてカウンセリングが行われる場合があります。
しかし、ごく稀に先天性による難病の可能性もあるため、遺伝子検査が必要とされる場合もあります。

内反小趾の主な治療方法は?

内反小趾の治療法は、手術、装具、骨格矯正、テーピング、運動療法などが挙げられます。
症状の程度を正確に診断した上で、状態にあった治療を行います。
軽度の場合は、骨格のバランスを矯正する治療と、筋肉の強化を行うことで、患部の矯正と足裏にかかる体重のバランスを改善します。
重度の場合は、手術が必要になります。高い技術を必要とする手術です。

内反小趾の初診に適した診療科目