狭窄症はどんな病気?
特定の部分が狭くなることで頸椎や神経が圧迫される整形疾患で日本人に多いのが腰部脊柱管狭窄症です。これは椎間板ヘルニアと並ぶ腰痛とも言われ、悪化すると腰からふくらはぎにかけて痛みやしびれがあります。最悪歩くことも困難となり手術が必要になる病気です。原因は加齢に伴ったものであることがほとんどですが、生まれつき脊柱管が狭い人や椎弓(ついきゅう)や椎間関節の形状が異なる人は若くしてなることもあります。
主な症状
狭窄症の特徴的な症状として、間欠跛行というものがあります。歩き始めは何も無いのですが、しばらく歩いていると、脚がしびれたり、重くなったり、痛みが出るというものです。しかし、しゃがみこんだり、立ち止まると問題無く歩けるようになります。持続して歩ける時間は、度合いによって異なります。進行すると、永続的に歩くことができなくもなります。また、馬尾が圧迫されるタイプの場合は、排泄障害が起きることもあります。
主な原因
狭窄症の原因は、主に加齢変化です。加齢を重ねる度に椎間板が擦り減り、薄くなることで、椎骨が直接ぶつかり合うようになってしまい、その衝撃から椎骨が変形します。変形した椎骨は中にある神経に触れ、そのことによって痛みが発生します。特に若い頃から腰に負担をかける事をしていた人に多く、その他には生まれつき脊柱管が狭い人もいます。
主な検査と診断
腰部脊柱管狭窄症の病院での検査方法は、病院でレントゲンやCT検査、MRI検査を行い、それらの画像を元に、脊柱管に狭窄が起こっているのかを確認します。通常、レントゲンで確認を行い、レントゲンでも確認がとれなかった場合にはCT検査やMRI検査に移行します。しかし、狭窄が実際起こっていても症状が必ずあるというわけではありません。
主な治療方法
狭窄症が起こった場合におこなわれていく治療法が、薬物療法をまずおこなっていきます。この治療では、消炎鎮痛薬や神経の血流部分の流れを促進していく血流改善薬などを使っていきます。また痛みが激しい場合には神経ブロックなどもおこなわれていきます。それでもだめな場合には、手術をおこなっていく手術療法がもちいられていくことになっていきます。
狭窄症の初診に適した診療科目