前駆陣痛

初診に適した診療科目

前駆陣痛はどんな病気?

前駆陣痛とは、普通の陣痛とは違う不規則な陣痛の事を言います。子供が胎内に存在し、その子供が生まれる時期に近づくと一日に数回生理痛のようなお腹の痛みを感じるようになるのです。しかし、この痛みは妊娠している方ならば誰でもくるような痛みでもありますので、何も心配することはありません。母体や胎児に対して何か影響を与えることはほとんどないと思って間違いないのです。

主な症状

前駆陣痛では、規則的でない痛みが現れて規則的になる前におさまってしまうという症状が現れ本格的な陣痛のリハーサルとよく言われます。本格的な陣痛にいたるまでの期間は人によってかなり違いがあり、2日以内には出産したというケースからもっと日数があいて出産を迎えたという人までいろいろです。本物の陣痛かどうか見極めが難しいようなら我慢しないで病院に相談するのが安心です。

主な原因

前駆陣痛は、お産に向けての準備段階として子宮が収縮を始めるために起こります。妊娠9ヶ月頃を過ぎ出産予定日が近づいてくると、徐々に赤ちゃんの頭が骨盤の方へと下がっていきます。そのため少し刺激が加わるだけでも、子宮が収縮しやすくなります。その結果お腹が張りやすくなり、お腹が張ることによって痛みが伴う場合があります。これがその原因です。

主な検査と診断

前駆陣痛の検査方法には、NSTいわゆるノンストレステストという検査を行います。この検査は30分くらい必要とし、妊婦さんが安静に臥床している状態で腹部にモニターをつけます。センサーのついた機械を2つつけ、一つはお腹の張りを感知するものと、もう一つは赤ちゃんの心拍を感知するものであり、妊娠後期であれば、不定期でお腹の張りを確認することができます。

主な治療方法

前駆陣痛は、特に治療法のない現象です。時間が経つと自然と収まるので、ほうっておいても問題はありません。ただし陣痛と間違えるケースがあるので、そこは注意したほうが良い場合もあります。陣痛の感覚が不規則であったり、ハイロウが頻繁にある場合は、陣痛ではないケースが多いです。気になる場合は、医師に相談して、確かめてみると良いです。