頻脈 ヒンミャク

初診に適した診療科目

頻脈はどんな病気?

頻脈とは心拍数が増加している状態のことです。成人の心拍数は平均毎分50~70回と言われています。
これが毎分100回を超える状態を指します。
何らかの要因で交感神経が副交感神経より優位になった場合、心拍数が増加します。
心因性と運動性によるものが主で、どちらも短時間で解消されることが多いです。
一方、薬物性によるものは人体に深刻な影響を与えるおそれがあります。

主な症状

頻脈の症状をとは、その言葉の文字が示す通りで、脈の拍動が通常よりもかなり多くなるような現象です。運動などをしていない状況下で、精神的な緊張なども伴わないいわゆる安静状態でこのような脈拍の過多が見られるような場合を指します。
この現象に付随して、動機などが発生するようなケースもあり、そういったときには特に注意が必要であると考えられています。

主な原因

頻脈が起こる原因としては、一般的に高血圧などの心臓に関連をした疾患、狭心症、心筋梗塞などの冠動脈疾患、心臓弁膜症、心不全、心筋症などの心筋疾患、または感染症などによる心筋への血流の低下が挙げられます。
ほかにも、甲状腺疾患、ある種の肺疾患、電解質異常、アルコール依存症または、薬物依存症、心理的ストレスや、アルコールやカフェインが入った飲料の多量摂取も挙げられます。

主な検査と診断

頻脈の検査方法は、人的に行う脈拍数の測定と機械的に行う心電図検査です。それらで、症状が認められた場合には、悪性度を診断し、治療の必要性を決定するために再度検査を行います。
一時的な症状か測定するために、24時間ホルター心電図検査や運動負荷心電図検査を行ったり、心エコー検査を行うこともあります。
また、場合によっては、心臓機能が十分に働いているか診断するために、心臓カテーテル検査を行うこともあります。

主な治療方法

肥満による頻脈の場合は、運動や食事療法を行なってダイエットをすれば治すことが出来ます。
精神科に通って診察を受けると、精神を落ち着かせる方法を教えてもらう事が出来るので、精神をコントロールして脈が速くなるのを防ぐことが可能になります。心臓の疾患が原因の時は、開腹手術の治療法を受けることで心筋の働きを正常にすることが出来ます。