こむら返り コムラカエリ

初診に適した診療科目

こむら返りはどんな病気?

こむら返りとはふくらはぎに起こる筋痙攣の総称のことです。特に下肢の腓腹筋に起こりやすく、一般に「足がつる」という現象で、筋肉の一部が本人の意思に反して収縮をし続けている状態を指します。運動不足の人が激しい運動をしたときや、冷たいプールで水泳したとき、就寝中などに起こりやすく、また糖尿病や肝疾患などの疾病がある人も起こりやすいといわれています。

主な症状

一般的には足がつったといわれるこむら返りの症状ですが、ふくらはぎの筋肉や神経が突然異常なけいれんを起こしてしまうというものです。そのふくらはぎの筋肉は緊張しっぱなしで、ゆるむことがなくなりとてもはげしい痛みを伴います。その状態は数秒から長いものでは数分の間継続します。主にふくらはぎにおこることが多いのですが、首や肩、指にもあらわれます。

主な原因

こむら返りとは、ふくらはぎに起こる痙攣のことをいいます。一般的には「足がつる」とも言われています。筋肉が硬直した状態で強い痛みが走り、治るまでは足で立てないほどだといいます。その原因は神経ではなく、筋肉の問題で下位運動神経終末部での過興奮によるものではないかとも言われていますが、特定には至っていません。また、糖尿病患者の約4割がこの症状を起こしていることから、糖尿病の症状としても有名です。

主な検査と診断

こむら返りの検査方法と言うものにはいくつかありますが、具体的には、神経の伝導検査を行ったり、筋電図を撮ったり、電解質に異常はないか検査を行ったり、筋肉に障害があるかどうかを酵素を検査して調べます。また、この病気の原因が重大な命に関わる疾患である糖尿病や肝硬変、腎不全などに因るものであるかどうか肝臓や腎臓について検査を行います。

主な治療方法

こむら返りを治すには原因によりますが、筋肉が痙攣している場所をのばしたり、その部分を冷やして血行を良くすることが大切です。また、ビタミンDを摂取するのも場合によっては良い治療法となるでしょう。一方で、脚さえ使わなければ治るので、テーピングで筋肉の緊張を緩めるのも手です。しかし、そのまま放置は筋肉疲労が起こるのできちんとした対処が必要です。ひどい場合は筋弛緩薬等の薬を服用するのがよいでしょう。