母乳

初診に適した診療科目

母乳はどんな病気?

母乳というのは、動物や人間が出産した時に、赤ちゃんを育てるために乳腺から分泌する液体であるといえます。ですから、原則的には妊娠・出産を経なければこれが分泌されることはありません。これには赤ちゃんを育てるのに必要な栄養素がぎっしりと詰まっています。そういう意味では、これは完全栄養食品であるというふうに考えることもできます。

主な症状

乳頭炎になると母乳に症状が出ます。質が変わり、出も悪くなり、搾乳の時におっぱいの痛みを感じます。質が変わると黄色っぽくどろっとしたものになり、苦味もでます。赤ちゃんが飲まなくなり始めると、要注意のサインの場合があります。白くてニキビのような白斑もできます。これがしこりを作ってしまいます。また、小さいですが触るとかなり痛みが出ます。

主な原因

母乳が原因で発症しやすい病気が乳腺炎です。乳腺炎の症状は乳腺が詰まることによっておっぱいが腫れて赤くなったり高熱が出ます。乳腺炎は乳腺が詰まりやすい物を食べたり、おっぱいが張ったまま放置しておくとこの病気になります。マンモグラフィーや乳房超音波、触診などで検査をし、しこりや小さな白い粒がないかを調べます。治療は一旦授乳を中止し抗生物質の投与や、軽症の場合は乳房を冷やしたり乳房マッサージをします。

主な検査と診断

母乳には胎児へ必要な各種の栄養分が濃縮されている半面、胎児にとって悪影響を与えてしまう物質でさえ濃縮されてしまい易いというデメリットも同時に持っています。ですから少しでも不安があれば専門機関に検査を依頼するのが好ましいでしょうしそうする人が増えています。肝心の検査方法としては単純な総合成分検査の他にも前に挙げた悪影響物質、例えば放射能検査やアルコール検査、農薬検査といった検査が実施されています。

主な治療方法

母乳をたくさん出すための治療法は、難しいものではなく、すぐにでも出来るものがいくつかあります。まずはマッサージです。飲ませる前におっぱいマッサージをすることで、乳腺が開き、飲みやすくなります。また、ご飯をよく食べることも大事です。白米や鶏肉を食べることで出やすくなります。飲み物ではハーブティーがいいといわれています。よく寝ることも大切です。