成人t細胞白血病セイジンティーサイボウハッケツビョウ

成人t細胞白血病はどんな病気?
成人t細胞白血病(ATL)はヒトレトロウイルスにより発症します。感染経路は母子間、夫婦間、輸血などです。ATL細胞は種々の臓器に浸潤しやすいのが特徴で、リンパ節腫脹・皮疹・肝脾腫・神経症状・呼吸器症状・胸水・腹水などを示します。治療は化学療法が主ですが、成績は不良です。最近は同種造血幹細胞移植も多く行われており、抗ATL効果の存在が示唆されていることから期待の持てる治療法であると考えられています。

成人t細胞白血病の症状
リンパ球の一種であるT細胞の異常による成人t細胞白血病はどのような症状がでるのでしょうか。まず急性型ではリンパ節が腫れたり、肝臓、脾臓、皮膚、肺などへのATL細胞の浸潤などが起こり、命にかかわる危険なものが多いです。またLDH値やカリウム値が高くなったりするなど血液の異常が見られます。慢性型やくすぶり型でも同じような状態がみられますが、進行は非常にゆるく、気づかない場合もあります。

成人t細胞白血病の原因
成人t細胞白血病は、レトロウイルス(HTLV-1)が原因となり起こる疾患で、HIVウイルスと同じ種類のウイルスです。レトロウイルスは、白血球の一つであるtリンパ球を腫瘍化させてその機能を失わせる働きを持っています。主な感染経路として、性交感染、母子感染、血液感染の三つがあります。なお、尿などの排泄物や汗、涙などからの感染はありません。

成人t細胞白血病の検査と診断
成人t細胞白血病の検査方法は、血液内科など血液の専門医のいる病院で血液(抗体)検査を行います。リンパ節の腫れがあるとリンパ節生検といわれる、麻酔をしてリンパ節を取り出し顕微鏡で調べる検査も行われます。子供の場合は3歳の血液検査でわかりますが、早く知りたい場合は1歳から血液検査を受けられます。今では自宅で検査出来るキットも販売されています。

成人t細胞白血病の治療方法
成人t細胞白血病の治療法は、基本的にCHOP療法が第一選択となりますが、病気の再発や薬剤耐性化が多いとされています。CHOP療法以外にはLSG15など化学療法もあり、若い人ならば造血幹細胞移植も行われています。一般的に急性型、リンパ腫型、慢性型が治療の対象となりますので、それな応じた治療が選択されます。また、同時に合併症への治療も行われます。

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