慢性腎臓病

慢性腎臓病はどんな病気?

慢性腎臓病とは自分で自覚することなく、じわじわ進行する腎臓病のことです。腎臓の働きは体内の老廃物や余分な水分を血液を通して濾過し、尿として排泄することです。この働きができなくなると腎不全になります。この病気は吐き気やだるさなどの症状がでないため、発見したときにはかなり進行しており、治療ができないケースが多いです。早期発見のためには定期的な検尿が必要です。

主な症状

慢性腎臓病の患者は、初期の自覚症状があまりありません。病状が進行するにつれて、徐々に全身の倦怠感(だるさ)が現れ、頭痛、貧血、めまい、食欲不振などに悩まされるようになります。また、外観に現れるものには浮腫(むくみ)があります。腎臓の機能低下によって、カルシウムやリンの代謝異常、高カリウム結症なども起こるようになります。

主な原因

慢性腎臓病になりやすい人について。この病気の主な原因は、食事による塩分の摂り過ぎ・肥満・運動不足・過度なストレス・飲酒・喫煙など生活習慣から悪くなってしまうことが多いです。また、親や親族の遺伝や加齢による臓器機能の低下、免疫系の異常からも発症してしまうこともあります。そのため、子供から高齢者まで様々な人が発症する可能性があります。

主な検査と診断

慢性腎臓病の検査方法について、特に子供が罹患したときのものについて、ここで述べていきます。子供の場合、それは早期発見がなされることが多いそうです。先天性の場合は、子供が生まれてくる前の超音波検査でそれが見つかることなどによって発見されることがあるそうです。また、症状がないにもかかわらず、学校検尿などで見つかるケースもあるそうです。

主な治療方法

慢性腎臓病は腎臓の機能が20パーセント以下にまで低下した状態であり、治療法としては人工透析を週に3回行なうことで腎臓の代替をしていくしか方法はありません。人工透析は一時的に腎臓の代わりをしているに過ぎないので、根本的に治療を仕様とすれば腎臓移植しか方法はないのです。しかし、ドナーが不足しておりなかなかできないのが実情です。