精巣腫瘍 セイソウシュヨウ

初診に適した診療科目

精巣腫瘍はどんな病気?

精巣腫瘍とは精巣に腫瘍が出来てしまう病気です。人の体には様々な場所に腫瘍が現れますが、精巣にも腫瘍が現れます。これは検査により良性か悪性かをまず調べます。そして悪性ならば癌だと言う事になります。もし悪性ならば精巣を摘出する事も必要になります。これは自身で触って見つかるケースもあります。触っていると不自然なしこりを発見する事があるのです。

主な症状

精巣腫瘍とは男性の精巣にできる腫瘍のことで、多くが陽性の腫瘍であり肥大化してこなければとくに治療を受ける必要はないのです。この病気の症状としては腫瘍が大きくなることで精巣が腫れてしまった場合に痛みがあるくらいです。そのため多く症例で精巣の肥大化が起こるまで兆候などがあわられずに治療を受ける時期が遅くなってしまっているのです。

主な原因

精巣腫瘍を発症するはっきりとした原因は分かっていません。要因として考えられるものとしては、停留精巣という先天的に精巣が腹腔内・そけい部に留まっている状態の方や、遺伝因子による発症率の高さが報告されています。いずれの場合も発症するリスクは正常な方と比べ2倍から8倍という結果が出ていますが、これ以外にも様々な因子が関わっていると考えられています。

主な検査と診断

精巣腫瘍の検査方法にはいくつか種類があります。まず基本的な方法としては、触診が挙げられます。精巣を触診することで判別できる場合があります。触診以外では、超音波による検査や、血液を検査する方法があります。超音波では、体内組織の画像を撮影して判別することができ、血液では腫瘍マーカーというものを用いて腫瘍の有無を調べることができるようになっています。

主な治療方法

精巣腫瘍の治療法とはどんなものでしょうか。治療方法は、その病気になった期間や腫瘍の細胞の組織の型によって違いがありますが、まずは高位精巣の腫瘍の摘出手術を行うことからはじめます。腫瘍の組織型の診断をして、もしも転移が認められなかった場合は腫瘍は取り去っているのでそこで治療は終了となります。転移が見られた場合には、次に放射線治療を行います。