肋骨骨折 ロッコツコッセツ

初診に適した診療科目

肋骨骨折はどんな病気?

肋骨骨折は交通事故や転倒などで大きな力が加わった場合だけではなく、長引く咳などの影響によっても起こる事があります。
肋骨は心臓や肺などを守るような形で体内にあるため、事故などの大きな力により骨折した場合には他の内臓が傷つけられていないか調べる必要があります。
肋骨は比較的ひっつきやすく治るのが早い部分とされていて、たいていの場合は手術をせず、自然治癒で経過を見ることが多いです。

主な症状

肋骨骨折とは、肋骨の部分が骨折した状態のことです。骨折具合によって症状は分類されることもあり、粉砕骨折、開放骨折などと呼ばれる場合も稀にあります。そのため、人によって度合いが異なり、感じる痛みや感覚の差なども大きく異なります。
肋骨の骨折具合によっては、長く付き合うことになり、日常生活がしにくくなるケースもあります。

主な原因

肋骨骨折が起こる場面として考えられるのが、けがや交通事故などによってです。
しかし、外側からの大きな力や圧力が掛かった場合だけではなく、スポーツなどによって疲労骨折を起こすことも多い部分です。
1本1本が細く折れやすい骨として知られている肋骨は、バットやゴルフクラブを強く降った時や、くしゃみ、長引く咳が骨折の原因になる事もあります。

主な検査と診断

肋骨骨折の検査方法は、複数存在しています。心臓の部分への負担が大きくなるということで、心電図をとってみてその傾向をみてみたり、CTをとって全体の状況を診ることも行われます。
また、レントゲンによる診断方法はメジャーですが、軽微な場合はわかりにくいので血液検査も併用することがあります。

主な治療方法

肋骨骨折の場合の治療法は、バストバンドというバンドを巻いて固定をします。
肋骨に多数の骨折部分がある場合には肋骨を固定する手術がおこなわれます。
咳やくしゃみをしたことでひびが入ってしまっている場合はとくにこれをするといった治療方法はなく、安静にして自然に治ってくれるのを待つだけとなりますが、痛み抑えるための鎮痛剤やシップ薬などが処方されることもあります。