不眠

初診に適した診療科目

不眠はどんな病気?

不眠症とは、布団の中に入ってもなかなか眠りに就けない入眠障害。頻繁に目を覚ましてしまう中途覚醒。朝目が覚めても寝足りない熟眠障害。朝早くに目が覚めて、その後眠りに就くことが出来ない早朝覚醒。日中も眠くなってしまう。このように悩まされてしまう症状のことを言います。この症状に悩まされている人の数はなんと五人に一人以上と言われています。

主な症状

不眠のにも様々な症状があります。まずただ眠れないと言う事だけではなく、眠ろうとすると強い不安感に襲われる事があります。他には息苦しくなったり、頭痛を伴う時もあります。一旦眠りについても、悪夢を見てしまい余計に不安感がましたりします。そうする事が繰り返されると眠る事が恐怖になってしまうのです。病院で処方された薬に頼っていても次第に薬が効かなくなる事もあります。

主な原因

不眠が発症する原因には精神的な問題もあります。何か大きな悩み事や不安を抱えこむ事により、考え事をしすぎて次第に眠れなくなります。体は疲れているはずなのに脳が休ませてくれないのです。精神的に打たれ弱い方がよく陥る病気でもあります。仕事、恋愛、お金等の不安や恐怖が頭から離れないのです。子供の夜泣きや生活習慣の乱れからも陥る事もあります。

主な検査と診断

まず、どれだけ不眠なのかを検査しますが、その検査方法としては自分の睡眠状態を把握するところからはじまります。病院で行う場合は寝ている間に、レム睡眠やノンレム睡眠の関係を調べます。レム睡眠の状態が多いと脳が活発な状態で、浅い眠りになり熟睡できていない状態になります。一方ノンレム睡眠は深い眠りになり熟睡できている状態になります。

主な治療方法

薬を使わない不眠の治療法には、良質な睡眠習慣を自ら身につけること、睡眠に相応しい環境作りに努めることが大切です。まずはできることから取り組み、睡眠時間にこだわらない、就寝前の刺激物やカフェイン摂取を避ける、軽い読書、音楽、やりすぎない程度のストレッチ、香り、ぬるめの入浴など自分なりのリラックス法を実践し、規則的食事と運動実践、日光や照明の上手な利用法を取り入れ、睡眠状況の見直しがスタートです。