白斑 ハクハン

初診に適した診療科目

白斑はどんな病気?

白斑とは皮膚の色が通常とは違う白っぽい色に変化する事であり、メラノサイトと呼ばれる色素細胞が失われる事で発症し、症状が悪化すると体全体に広がります。現在では完治する治療法は確立されていませんが、副腎皮質ホルモンの外用・紫外線療法・皮膚移植手術が効果があるとされており、治療時間はかかりますが根気強く治していけば症状が改善します。

主な症状

白斑の症状は、肌の色を作っている色素細胞が失われ、肌が脱色するものです。汎発型であれば、肌の色素の脱色が広がっていき、全身に及ぶこともあります。一方、神経分節型の病状では、皮膚の分節に沿って肌の色素が失われていきます。そのため、神経分節型の病状においては、皮膚の分節を超えて、肌の脱色が進行していくということはありません。

主な原因

白斑の原因としては、今のところはっきりとしたことが分かっていないのが事実です。そのため、自己免疫疾患でなってしまう場合や、神経から何らかの形でなってしまう場合が考えられています。また、遺伝でなる場合もあると言われています。そして、未だにはっきりとした理由が分かっていないことから、この病気に対しての有効な治療法も特にありません。

主な検査と診断

白斑の検査方法は、皮膚の症状をみるために目視で行います。甲状腺疾患などを併発している場合があるか疑わしいときは血液検査を併用します。眼底検査を同時に行うことで慢性疾患がないかどうかを検査します。甲状腺疾患や悪性貧血などや糖尿病であったり、萎縮性胃炎などの慢性疾患がある場合には検査をしっかりと血液の検査を含めておこなう必要があります。

主な治療方法

白斑の治療法として一般的なのはステロイド外用治療というものです。副腎皮質ステロイド外用剤を患部に塗ることによって治療することが出来ます。特に発症初期に有効です。しかし長期に治療が渡りそうな場合は副作用があるので注意が必要です。副作用の症状として皮膚が薄くなったり、毛細血管が赤く浮き出てくる現象が起きたりニキビが出来やすくなります。