ぜんそく ゼンソク

初診に適した診療科目

ぜんそくはどんな病気?

ぜんそくの原因は、アレルギー反応や細菌、ウィルス感染などのいわゆる生活習慣病の要素が強い病気です。それゆえに本人の気づかないうちにそんな環境で育ち、気付いたら咳がとまらない、などの症状で出てくるのです。また重症度が4段階にわけられ、それによって医師が薬の量や種類を選びます。とはいっても、絶対に治らない病気ではないので、医師と相談し治療に励むことで健康な方と変わらない生活を送ることができます。

主な症状

ぜんそくの症状としては、気道粘膜や気管支平滑筋のむくみが挙げられます。このむくみによって気道が閉塞ないしは狭窄し、痰や咳が出たり、息切れを起こしたりします。また、喘鳴も起こります。喘鳴というのは、喉からヒューヒューという音が出る状態のことです。発作が起きると呼吸困難や酸欠などになることもあり、命に関わる場合もあります。

主な原因

ぜんそくは子供から大人までかかる病気です。様々な要因で起こります。主な原因は気管支にある気管支平滑筋が刺激を受けることで発症します。子供はほこりやダニなどのハウスダスト、ペットの毛などアレルギーから起こるものが多く、たびたび発症することが多いのですが、成長に伴って回復することも多いです。また、ストレスやショックで発症することもあります。

主な検査と診断

ぜんそくの検査方法にはさまざまなものがあります。気道の過敏性を調べるためにいくつかの段階の濃度の薬品を吸入し、呼吸機能がどの程度で低下していくかをみます。血液検査ではアレルゲンの反応を調べます。白血球の一種である好酸球が気道にあるかどうか調べます。呼吸機能検査では肺活量や肺の機能を調べます。どんなアレルギーで発作を起こすかをみるアレルゲン吸入テストなどもあります。

主な治療方法

ぜんそくの治療法では環境整備、活動性維持、薬物療法をバランスよく行うことが重要です。アレルゲンを特定し、その除去に努めること、心身の活動を健康な子どもとできるだけ同じように保つこと、必要な薬を上手に活用することの3点を組み合わせ、補いあって運用することが必要です。薬物療法においては吸入療法の有効性が高く、副作用も少ないです。