振戦 シンセン

初診に適した診療科目

振戦はどんな病気?

振戦は、震えのことです。詳しく言えば、意思とは関係ない震えのことです。寒さで身震いをしたり怒りで震えたりは、気にすることはありませんが、手の震えでお箸が持てないなど生活に支障か出る場合は何かの病気のサインかも知れません。そんなときは一度受診することをオススメします。その際には、いつから・どんな感じか(しびれ具合)などをしっかり整理しておきましょう。

主な症状

振戦の症状は簡潔に言ってしまえば「ふるえ」のことです。一般的なもので言えば、無意識に手や脚が震えてしまう、腕を伸ばしたり手を広げた時に不規則なふるえが起きる、などが挙げられます。発症してから状態が重くなると手に持ったコップの水がこぼれてしまう、小さなものを掴むのに苦慮してしまうなど、日常生活に支障が生じてしまうケースもあります。

主な原因

振戦の原因には、精神的なものと病的なものに分けられます。精神的なものとしましては、強い緊張などから起こる震えで、病的なものではなく、健康な人にも起こるものですから、特に心配はいりません。病的なものとしましては、甲状腺機能症やパーキンソン病などからくる震えがあります。何によって起こる震えなのかをきちんと区別して見極めることが大切です。

主な検査と診断

振戦の検査方法には何があるのでしょうか、という言い方をすると、それ自体が病気のように見えますが、大抵それは何らかの病気が原因となって引き起こされてしまっているのですから、それ自体を検査する、ということはあまりありません。また、それ自体を検査すると言っても、体の一部分が震えていることは外から見て明らかですから、問診で足りる、ということになります。

主な治療方法

振戦になったら一体どういう治療法があるのか。これは、震えの原因となっているものを除去することにあります。しかし、その震えの原因自体、治療困難な病気もあるため、その点は理解していなければいけません。その例としては、糖尿病や、パーキンソン病があり、また、病気でない場合でも、高齢化により震えが生じる可能性もあるとされています。