脂漏性角化症 シロウセイカッカショウ

初診に適した診療科目

脂漏性角化症はどんな病気?

脂漏性角化症とは紫外線の影響や老化が原因でおこる皮膚の良性腫瘍のことです。わずかに盛り上がり、色は皮膚に近い色のものから黒色のものまでさまざまです。紫外線を避けることが1番の予防になります。
治療は液体窒素で病変を凍らせる凍結療法は麻酔を使わないため、よく使用されています。1、2週間で自然に取れてきますが、通常は数回の通院が必要とされます。

主な症状

脂漏性角化症の症状は、皮膚の色が茶褐色から黒色になり、ザラザラしたり、盛り上がったりします。手のひらや足の裏以外の皮膚であれば、どこにで発生しますが、特に上半身、頭部や胸、背中などに多く出ます。
色の濃さは、皮膚と大して変わらない色の場合もあります。隆起も平たいものから、大きく隆起するものまで様々で、徐々に大きくなる傾向にあります。

主な原因

脂漏性角化症が発生する原因は遺伝的要因によるもの、日光による露出部の皮膚の老化が考えられています。他にもストレス、ホルモンバランスの乱れ、摩擦による刺激などがあげられています。
年齢を重ねるにつれ、紫外線を多く浴びてきた皮膚が老化し発生する皮膚疾患です。

主な検査と診断

脂漏性角化症は一種の皮膚の老化現象としてとらえられているため、通常主な検査方法としては見た目で判断する他、ダーモスコピー診断という方法を用います。これは皮膚内部の色素分布を詳しく観察することができる拡大鏡を使用する方法です。
このふたつ以外にも悪性腫瘍などの可能性がある場合には皮膚の一部を切り取って検査する時もあります。

主な治療方法

脂漏性角化症の治療法は、数ミリ程度のものなら、電気焼灼で治療できます。また冷凍療法やレーザーでの治療も出来ます。大きなものだと手術で取り除く必要性があります。
中でも液体窒素を用いて治療する凍結療法は、他の治療法とは違い麻酔を必要としないためによく行われます。凍結後は、1週間から2週間で完治します。
しかし症状をは無いので気にしない人も多く、治療しない人も多いです。