溝状舌

初診に適した診療科目

溝状舌はどんな病気?

溝状舌はこうじょうじたと読み、その名のとおり舌に溝ができる病気です。溝の数や深さ、また溝が走る方向などは人によって様々です。放っておいたら悪性の病気に進行するような病気ではありませんが、舌に溝があるため、通常の舌に比べて汚れなどが付きやすいということはあります。日常生活では舌ブラシなどやデンタルリンスなどで、口腔内の清潔を保つことが大切です。

主な症状

溝状舌の症状は、舌の表面に異常があらわれてきます。その異常とは舌の表面に多数の溝やしわができるものです。若年者には少なく、加齢とともに増加します。特に問題となることはないのですが、溝の内部が不潔になり、口臭が強くなることがあります。また、炎症を起こし痛みや味覚異常がみられることがあります。特に治療は必要ありませんが、対症治療法がおこなわれます。

主な原因

溝状舌になってしまう原因は、実のところ、まだはっきりしたことがわかっていません。というのは、人によって舌にできる溝の数や走行、深さなどに違いがあり、特定の形状の溝ができるという法則がないことが一因として考えられます。しかし、これによって舌に菌がたまって生じる病気はあります。基本的に、口内、特に溝の部分を清潔にしていれば病気と呼べるものにはなりません。

主な検査と診断

溝状舌は舌の表面に多数の溝がみられる病気のことで検査方法は症状によって異なりますが、主に病理組織検査をします。原因ははっきりとはわかっておらず溝の内部や底が不潔になりやすいため炎症を起こし、舌が痛くなる場合もあります。治療方法は症状がない場合はそのまま放置して様子を見ます。症状がある場合はうがい薬を使って治療します。溝の内部や底を清潔にするために舌ブラシを使って綺麗にしておきましょう。

主な治療方法

溝状舌の治療法、ということですが、実はそれはそれ自体をなくさなければならない程私たちにとって有害なものではなく、基本的に口内や溝内を清潔にしていればむしろ問題のないものなのです。それは、溝内が不潔になって炎症を起こしてしまうことにその有害性が示される場合が多いです。炎症を起こしても、殺菌効果があるうがい薬を用いて解消することができます。