不整脈はどんな病気?

人の脈(拍)は寝ているときやリラックスしているときはゆっくりと、激しい運動をしたときや驚いたときには早く脈打ちます。これは普段、心臓の筋肉が電気信号によって収縮と弛緩を繰り返し、規則正しく血液を送り出しています。何かの要因で電気信号に乱れがあると心臓の拍動のリズムも乱れる、つまり不整脈となってあらわれるわけです。健康な人でも1日の内に脈の乱れは出ますので、正確な診断が必要となります。

不整脈の主な症状は?

不整脈は多種多様あり、種類によって症状は異なってきますが、主に見られるものとして挙げられるのは、動悸、息切れ、めまい、ふらつき、失神、胸部の不快感、胸痛、吐き気、脈拍の急に上がる、脈拍が飛ぶような感じがする、などです。発作のように一定の時間で発生するケースや、思いついたように急に発生するケースなど、形態や頻度は様々です。

不整脈の主な原因は?

不整脈の原因は、加齢や患者の体質、あるいは、心疾患によって心臓が不規則な動きを行い、その結果として引き起こされるものです。通常の場合であっても、こうしたものは日常生活の中で稀に見られる体の現象です。ただし、場合によっては、先天性の心疾患や冠動脈、心臓弁の問題によって、この症状が引き起こされる場合があるため、十分に注意が必要です。

不整脈の主な検査と診断方法は?

不整脈の検査方法とは、まず心臓の脈拍が正常に動いているのかを検査します。まずベットに寝て安静な状態にします。そして心臓、腕、足に脈拍を数える為に使用する機械にを取り付けます。そしてその脈拍をモニターに写し出して脈拍を観察します。息を十秒止めて吐き出すを繰り返して正常なテンポで脈拍が動いているのかを検査するのです。そこで異常があれば原因が解明されます。

不整脈の主な治療方法は?

不整脈とは心臓のポンプ機能が正常にはたらかず、脈が乱れている状態です。そのまま放置してよいものから、ただちに治療しなければならないものまであります。治療法には薬物を用いて行うものと、そうでないものがあります。薬物治療は抗薬を投与することにより治療します。薬物治療でないものでは、電気ショックや電極カテーテルを心臓に挿入し電気信号を体外より行うものがあります。

不整脈の初診に適した診療科目