半陰陽ハンインヨウ

半陰陽はどんな病気?
半陰陽とは、英語名でインターセックス、通称ISといいます。外性器や精巣、卵巣、子宮といった生殖機能が、生れながらにして男女の区別があいまいで、染色体と外性器が同じではない場合もあります。そのため、生まれて間もない段階で男性か女性かを決定するのは非常に難しく、二次成長期に選択した性とは別の生殖機能が活発になるなど、常に性のあいまいさがついてまわります。

半陰陽の症状
半陰陽は性別が判定しづらい状態で、精巣と卵巣の両方が一人の人間に備わっている症状です。性器が男女両方の特徴を示しているほかにも、両方の特徴を持つ本人が自分を男女どちらかの意識を持つかもそれぞれです。思春期を迎えると男女どちらかの意識に気づくのですが、アイデンティーが定まらず自分がどちらの性別か定まらない人が多いのも特徴です。

半陰陽の原因
半陰陽は第一次性徴における性別の判断が難しく、真性と仮性のものがあります。それぞれ発症する原因は不明ですが、胎内での成長過程で染色体に異常が生じたことが有力です。真性の場合は卵巣と精巣の両方を持っています。染色体もXXXYのように両性の染色を持っています(性染色体モザイク)。仮性の場合は性染色体が男性(XY)で外性器が女性である場合と、性染色体が女性(XX)で外性器が男性の場合の2種類があります。

半陰陽の検査と診断
半陰陽の検査方法過程は3つあります。1つめは染色体型です。染色体型にY染色体があるかを調べます。調べ方は簡易的には頬にある粘膜、精密検査では白血球が用いられます。2つめは性腺型です。血液中の性ホルモンを調べます。結果をもとに停留精巣(胎内時に通常は腎臓から精巣が陰嚢に下降するが途中で止まったもの)が疑われる場合はCTを行います。3つめは性器です。婦人科診、エコー、CTで外内性器を確認します。

半陰陽の治療方法
半陰陽の治療法は主に形成手術です。本症を持っている人は陰茎も膣も未熟に育っていることが多いです。男性の場合は陰茎形成術、女性の場合は膣形成術を行います。手術後はそれぞれの性に応じた性ホルモン投与によって補充療法を行っていきます。しかし、先天性副腎過形成症(本症を持っている人に多く見られます)を患っている人またはその可能性のある人は年齢に応じた長期間の治療で本症と並行させながら治療を進めていきます。

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