白血病 ハッケツビョウ

初診に適した診療科目

白血病はどんな病気?

白血病という病気は、まさしく血液のがんだと言われています。この病気は、リンパ球など、体をまもる働きをしている血液細胞ががん化してしまうことによって発症します。医療技術が進歩した現代社会においても、比較的治療が困難な病気であるといわれています。毎年多くの方がこの病気が原因で命を落としています。著名人の中にもそういう方がたくさんいます。

主な症状

白血病はさまざまあり、特徴的なものはなくこんな状態であれば発病していると言えるものはありません 。初期の症状は簡単に言えば風邪をひいたときの状態にとても似ており、そのため初期の段階で診断するのは医師でも難しいのが今の現状なのです。一般的な病院での診断のやり方としては医師による問診や触診、 血液検査で病気かどうか診察をします。

主な原因

白血病は造血細胞が増殖し正常な血液にも侵食してくることが原因でおきる病気です。造血細胞は骨髄で増殖し、骨髄が正常な働きをできなくなることにより正常な血液が体内から減少し、時間が経つに連れ正常な血液の割合は減少していきます。遺伝子異常が引き起こすので、前触れがなく突発的に起こり造血細胞が増殖し始め、骨髄がコントロールできなくなります。

主な検査と診断

白血病はほかの病気での血液検査など通常の検査で白血球の値が異常を示しているときに発覚しやすい病気です。その後正式に検査が行われます。主な検査方法としては、血液検査で採取した血液を顕微鏡で確認、異常があるか調べると同時に問診、触診を行います。そして骨髄検査により骨髄液を採取し、白血球の形、数などを調べて判断されます。この時必要であれば骨髄生検を行います。

主な治療方法

白血病の治療法の基本は抗がん剤の投与です。骨髄移植や臍帯血移植などの造血幹細胞移植療法も有効な方法ですが、これらは非常に過酷な療法であり、治療そのものが死亡原因になってしまうことも少なくありません。そのためまずは抗がん剤による治療で経過を観察し、移植の検討をするという手順を踏みます。幹細胞に的を絞った治療方法の開発も勧められています。