ロコモティブシンドローム

【どんな病気?】
ロコモティブシンドロームとは、「運動器の障害」により「要介護になる」リスクの高い状態になることです。

【原因・症状】
「運動器の障害」の原因には、大きく分けて、「運動器自体の疾患」と、「加齢による運動器機能不全」があります。

1.運動器自体の疾患(筋骨格運動器系)
加齢に伴う、様々な運動器疾患。たとえば変形性関節症、骨粗鬆症に伴う円背、易骨折性、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症など。あるいは関節リウマチなどでは、痛み、関節可動域制限、筋力低下、麻痺、骨折、痙性などにより、バランス能力、体力、移動能力の低下をきたします。

2.加齢による運動器機能不全
加齢により、身体機能は衰えます。筋力低下、持久力低下、反応時間延長、運動速度の低下、巧緻性低下、深部感覚低下、バランス能力低下などがあげられます。「閉じこもり」などで、運動不足になると、これらの「筋力」や「バランス能力の低下」などと、あいまり、「運動機能の低下」が起こり、容易に転倒しやすくなります。

ロコモティブシンドロームの主な治療対象となる疾病は、骨粗鬆症、変形性膝関節症、変形性脊椎症の3つの慢性疾患であり、その他変形性関節症、脊椎圧迫骨折、大腿骨頸部骨折、腰部脊柱管狭窄症、関節リウマチなどがあります。

「加齢」や「運動不足」に伴う、「身体機能の低下」や、「運動器疾患」による痛みや、易骨折性(軽微な外傷による骨折)など、多様な要因があいまって、いわば「負の連鎖」により、バランス能力、体力、移動能力の低下をきたし、ついには、立って歩く、衣服の着脱や、トイレなど、最低限の日常生活動作(ADL)さえも、自立して行えなくなり、「健康寿命の短縮」、閉じこもり、廃用症候群や、寝たきりなどの「要介護状態」になっていきます。

【検査・診断】
ロコモの危険性は自分で気付くことができます。
日本整形外科学会が2007年にまとめた7つのチェック項目を活用してください。

1)「片脚立ちで靴下がはけない」
2)「家の中でつまずいたり滑ったりする」
3)「階段を上るのに手すりが必要」
4)横断歩道を青信号で渡りきれない
5)15分くらい続けて歩けない
6)2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難である(1リットルの牛乳パック2個程度)
7)家のやや重い仕事が困難である(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)


【治療法・注意点】
ロコモーショントレーニング(ロコトレ)

ロコモにはいろいろなレベルがあり、それはどれくらい歩けるかによってわかります。
十分に歩ける人と、よく歩けない人では、ロコトレのやり方も違います。
自分にあった安全な方法で、まず開眼片脚立ちとスクワット始めてみましょう。
※病気や怪我など治療中の方や体調に不安が有る方は、医師に相談してから行いましょう。
https://selectra.jp/sites/selectra.jp/files/pdf/locomo_pamphlet_2012.pdf

ロコモティブシンドロームの初診に適した診療科目

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