MERSコロナウイルスマーズコロナウィルス

【MERSコロナウイルスはどんな病気?】
2012年9月に初めて報告され中東を中心に欧州などでも患者が見つかっている新型コロナウィルス「中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)は、2002年に流行した重症急性呼吸器症候群(じゅうしょうきゅうせいこきゅうきしょうこうぐん、SARS(サーズ))との類似の病原体です。コロナウイルスとは、ウイルスの種類の一つで、ヒトや動物に病気を引き起こします。
しかし、両方のウイルスとも重篤な感染症を引き起こしえますが、今分かっている情報では、両者には決定的な違いがあります。SARSウイルスがより感染伝播しやすかったことに比べて、新型コロナウイルスはヒトの間で簡単に感染が広がる様子を示してはいません。
2013年6月現在、日本国内での感染可能性はほぼゼロです。

【MERSコロナウイルスの症状】
このMERSはせきや呼吸困難などの重い呼吸器症状が主で、場合によっては腎炎や脳炎を起こして死に至ることがあります。
新型コロナウイルスの患者に共通している症状は、急性の重症な呼吸器症状で、発熱、せき、息切れや呼吸困難を伴います。
ほとんどの患者が肺炎を起こします。場合によっては腎炎や脳炎を起こして死に至ることがあります。
免疫不全の人では、病気が型にはまらない表れ方をすることがあります。
現在のこの感染症の情報は、ごくわずかな症例に基づいており、ウイルスについての知見が増えるにつれて変わる可能性があることに留意しておく必要があります。

MERSコロナウイルスの原因】
人がこのウイルスにどのようにして感染するか分かっていません。ウイルスの自然界での存在場所、感染につながる曝露の種類、感染する経路、臨床的な病像と経過について現在調査を行っています。
現時点では、動物との接触でヒトが感染したという証拠はありません。

【MERSコロナウイルスの検査と診断】
海外渡航時には、手洗いの励行や動物との接触を避けるなど、一般的な衛生対策を心がけていただくとともに、MERSコロナウイルスの患者が発生している国に滞在した後に、発熱や咳などの呼吸器症状が現れた場合には、検疫所にご相談ください。

【MERSコロナウイルスの治療】
現在、ワクチンはありません。
新型コロナウイルスによって起こる病気への特異的な治療方法はありません。患者の症状に合わせて治療を行うことになります。  

MERSコロナウイルスの初診に適した診療科目

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