愛情遮断症候群はどんな病気?
母子関係や家族関係の問題によって、子どもが十分な愛情を感じられないまま育った結果、成長や発達の遅れを生じる状態をいいます。親の行為が引き起こす、子どもの言語の遅れなどが特徴です。
主な症状
症状としては、感情を出さない、かんしゃく、精神発達の遅れ、周囲への無関心、体重が増加しない、言語の遅れなどがあげられます。
主な原因
乳幼児に多くみられます。子どもは愛情ばかりでなく、十分な栄養も与えられていません。適切な子育てができないことが原因です。
主な検査と診断
身長、体重、頭囲の計測値から成長曲線をつくり、成長を評価します。食事の内容から栄養学的な分析をします。養育環境についての情報を集めます。ストレスの少ない環境で十分な栄養を与えると、体重が増加し、成長の遅れは取りもどされます。
主な治療方法
母子手帳の成長曲線をつけてみましょう。子どもらしい豊かな表情をしているかどうか、気を配りましょう。心配なことがあれば、保健師や小児科医に相談してみましょう。
愛情遮断症候群の初診に適した診療科目