{{ isMenu ? 'CLOSE' : 'MENU' }}

回帰性リウマチ

カイキセイリウマチ
回帰性リウマチはどんな病気?
回帰性リウマチとは、急性の関節炎と関節周囲炎を周期的に繰り返す疾患です。
関節が腫れたり、痛み、赤み、熱を持つなどの症状が現れます。
回帰性リウマチではほぼすべての関節に症状が現れるとされていますが、脊椎や顎関節ではあまりみられません。
発作を繰り返すごとに痛みなどの症状は強くなっていく傾向があります。

関節炎が起こる発作の間隔は一定ではなく、頻度としては年に数回~10数回程度であるケースが多いです。
また1回の発作では数時間~数日にかけて症状が続きますが、症状が治まり、次の発作が起きるまでの間は完全に症状が消えた状態となるのもこの疾患の特徴です。

発症の原因は明らかになっていませんが、遺伝子と関連しているとする説もあります。
回帰性リウマチは症状が進行しても骨破壊などには至らず予後は良好と言えます。回帰性リウマチによって何度も発作を繰り替えした結果、関節リウマチへ移行するケースは比較的よくみられるものです。
回帰性リウマチの症状
回帰性リウマチを発症すると、突然に関節がうずくように痛んだり赤く腫れたりする発作を繰り返します。
発作の時間や期間は短いものの、強い痛みを生じます。
症状は突然現れるのが特徴で、数日以内に痛みは落ち着きますが、数ヶ月や数年毎に発作を繰り返すこともあります。
痛みが治まれば後遺症を残さない点も特徴です。1つの関節だけに生じることもあれば、数カ所の関節に生じることもあり、全身どこの関節にも痛みが起こります。なかでも、多いのは手指や手首、膝、肩、足が多いとされています。_
脊椎や顎関節に現れるケースはごくまれです。また関節に近い軟部組織に発赤、熱感、腫脹、痛みなどが現れることも多いです。

基本的に1か所の関節に症状が現れるケースが多いものの、複数の関節に症状が現れるケースもあります。
その場合、発作を繰り返すたびに同じ場所の関節が痛むケースよりも、症状が現れる関節が移動するケースが多いとされています。
発作時の全身状態は比較的良好で、後遺症などは残らないことがほとんどです。
回帰性リウマチの原因
回帰性リウマチの原因は、現時点ではっきり分かっていません。
一部では特定の家族内で多発する家族内発症が確認されている例があり、遺伝子の関与があるとする説もあります。
関与が疑われる遺伝子としてはHLA-DR1やHLA-DR4などが代表的な例として挙げられます。
また回帰性リウマチは、平均発症年齢が45歳で30歳代~60歳代に発症が多く、男女で比較した際に差はほぼありません。

回帰性リウマチ全体の約3分の1はリウマチや他の膠原病に移行するとされています。
移行率が高い条件としては、女性、高齢、手の関節に症状が現れているなどが挙げられます。
回帰性リウマチが疑われる場合は、関節リウマチやその他に原因となる疾患が隠れていないかを確認することも重要です。
特に発熱に伴って胸痛や腹痛などの症状が現れる場合には、家族性地中海熱などの自己炎症性疾患が原因となっている場合があります。
痛風や偽痛風、間欠性関節水腫なども鑑別が必要な疾患に挙げられます。
回帰性リウマチの検査と診断
回帰性リウマチの診断には、標準的な診断基準は存在しないものの、提唱されている項目がいくつか挙げられています。
関節炎は間歇性、発作性であり、1週間前後持続することや、2週間以上の無症状期があること、2年間に5回以上の発作がみられること、全身状態は良好であること、関節または関節周囲に限局性の発赤・腫脹がみられることなどが挙げられます。
また臨床検査で大きな異常所見が認められないことやX線上の異常を認めないという点も特徴とされています。
診断のためには問診や関節レントゲン検査、血液検査などが必要に応じて行われます。
炎症反応の上昇がみられ、約半数の患者でリウマトイド因子、抗CCP抗体が陽性になります。
特徴的な臨床症状と検査の結果を総合的に判断して診断がくだされます。

また類似の症状を持つ疾患として痛風、軟骨石灰化症、偽痛風、間欠性関節水腫などが挙げられます。
これらの疾患ではないと確認することも回帰性リウマチの診断に必要です。
回帰性リウマチの治療方法
回帰性リウマチの治療には主に非ステロイド性の抗炎症剤が使用されます。
症状の軽減が見られる場合もありますが、期待するほどの効果が得られないケースも多いです。
ステロイドの副作用や、回帰性リウマチ自体の予後が比較的良好なことから、ステロイド内服を行うケースは少ないと言えます。
発作が頻発するようならば、免疫作用を調整・抑制する抗リウマチ剤が使用されるケースも多いです。
ただ抗リウマチ薬の効果についても明らかにはなっていません。

回帰性リウマチはほとんどの場合、発作の頻度が徐々に減少して最終的には発作が起こらなくなるケースもありますが、反対に発作の頻度が短くなったり症状が現れる期間が長くなる場合もあります。
その場合、持続性の関節炎となって関節リウマチに移行するパターンが多く、全体の約3~4割が移行するとされています。

発作を起こしている場合は負荷をかけたりすると炎症が悪化する場合があるため、過度な負荷は避けつつも適度に関節を動かすことも重要です。
まったく体を動かさずにいると筋力低下や関節が固まる原因となるためです。

回帰性リウマチの初診に適した診療科目