ビュルガー病はどんな病気?

ビュルガー病、バージャー病とは、閉塞性血栓性血管炎のことを指しています。これの閉塞性血栓性血管炎とは、抹消動脈に血栓を生じ、それにより動脈が閉塞し、血流の途絶を招き、結果的に末梢部に潰瘍や壊疽引き起こす病気です。これは、日本では特別疾患治療研究対称疾患、いわゆる難病に指定されている病気のひとつであり、国からの治療等の補助が受けられます。

ビュルガー病の主な症状は?

ビュルガー病は若い年代の男性に発症することが多く、主な症状として様々な四肢の異常が見られます。特に、血液が充分供給されないために手足が白くなったり、冷えているように感じます。また、四肢にしびれやかるいまひが見られます。重くなると歩行などにも支障をきたすようになり、痛み、潰瘍がみられ壊死してしまうこともあります。痛みは安静にしていると治まるため、長時間歩く場合は休憩をとると痛みが治まります。

ビュルガー病の主な原因は?

ビュルガー病の原因は、手足の末梢血管の炎症によって血管に閉塞が引き起こされると考えられます。また、この病気が引き起こされる要因として、タバコが挙げられています。喫煙者やあるいは受動喫煙の環境にいる人たちが、この病気にかかる傾向にあります。タバコに含まれる成分が要因となって、末梢血管の炎症を発症させていることが指摘されます。

ビュルガー病の主な検査と診断方法は?

ビュルガー病は閉塞性血管炎とも呼ばれ、四肢の末梢血管に閉塞をきたす病気です。血液がじゅうぶん行き渡らずに末梢血管が炎症を起こしている状態になり、喫煙習慣と関係が深いと言われています。指先の冷感や蒼白化から始まり、長時間歩くと痛んだり、じっとしていても節々が痛むという症状が出て来ます。検査方法としてはドプラー血流計での足関節の血圧測定や血管造影などによっ総合的に診断されます。

ビュルガー病の主な治療方法は?

ビュルガー病の治療法で一番大切なことは禁煙です。特に治療を開始したら喫煙をしないことが前提です。血流や血栓の改善のために血流改善剤などの薬剤を使用します。また、酸素濃度が著しく低く、壊死が起こっているような場合には部分的に高濃度の酸素を供給する、手術を行うなどの治療もおこないます。また、個人でも心がけることは、四肢の保湿、清潔にする、けがをしない、皮膚に刺激を与えないようにすることがあります。

ビュルガー病の初診に適した診療科目