エコノミークラス症候群エコノミークラスショウコウグン

エコノミークラス症候群はどんな病気?
2011年の東日本大震災報道で、よく「エコノミークラス症候群」についての話題がよく取り上げられました。この名称は、航空機の席ランクでもスペースが狭く自由の効かないエコノミークラスの利用者によく起こることに由来します。長時間同じ姿勢を強いられることで血流が悪くなり、血栓など健康に悪影響が出てくるというものです。震災で家を失い、長期の車中泊を強いられた方々のあいだでしばしこの症状が見られました。


エコノミークラス症候群の症状
エコノミークラス症候群は、長時間同じ姿勢を続けることで膝裏の血行が悪くなることで、軽症の場合は足のむくみや痛みが、重症の場合は、呼吸困難や胸の痛みとして症状があらわれます。このほかにも動悸や冷や汗、チアノーゼ、血圧低下、意識消失など命にかかわる身体異常として発症することもあります。また、静脈と皮膚の間に炎症を起こすことで、血栓性静脈炎を引き起こすことがあります。

エコノミークラス症候群の原因
エコノミークラス症候群になる原因とは何か。その発症のもととなるのは、例えば、いすやベッドで体制をずっと変えなかった場合に生じる、血液凝固です。また、腹部や下半身の静脈を圧迫する腫瘍などによって静脈内の血流がとどまってしまうということも理由の一つとなっています。通常は、下半身の筋肉を動かすことによりこれを回避することができます。

エコノミークラス症候群の検査と診断
私たちが飛行機に乗るとき、長い間座席に座っていると血液が凝固するなどしてエコノミークラス症候群にかかる可能性がありますが、その検査方法についてです。方法としては、胸部X線や心電図を用いて、それに加えて動脈内の血液にどれだけの濃度で酸素や炭酸ガスが入っているのかを調べたり、心エコー図を用いて、更に造影CTを行うというものがあります。

エコノミークラス症候群の治療方法
エコノミークラス症候群の治療法としては、肺動脈に詰まった血栓を取り除いて肺の血液の流れを回復させることを目的とします。そのために、症状が比較的軽い場合は、血栓がこれ以上出来ないように薬を服用し、経過をみていく抗凝固療法が行われます。血栓が広範囲に及んでいる場合は、詰まった血栓を溶かす作用をもった薬を投与する血栓溶解療法を行います。

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