心身症シンシンショウ

心身症はどんな病気?
心身症は「頭痛やめまい、息苦しさなどの身体の症状が主であるが、その診断や治療で心理的因子についての配慮が特に重要な意味をもつ病態」と定義されます。1982年の日本航空機墜落事故により有名になりましたが、心理的なストレスや葛藤が脳を介して自律神経・内分泌系・免疫系に影響を与え、身体症状が出現すると考えられます。具体的には、頭痛・めまい、胃十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、喘息、アトピー性皮膚炎、疼痛性障害と多岐に渡ります。治療には、ストレスの軽減や、内科的治療、薬物療法、カウンセリングなどがあります。


心身症の症状
心身症の症状は疾患により異なり多岐にわたりますが、ホルモンバランスの乱れや自律神経の調節障害に関連するものが多いです。頭痛や腰痛などの痛みに関連するものや動悸・息切れなどの循環器・呼吸器関連のもの、嘔吐・下痢などの消化器関連のもの、湿疹などの皮膚関連のものなど様々です。

心身症の原因
心身症の原因については、先天的な体質・遺伝や性格の上に、過度なストレスや内的葛藤、強いプレッシャーなどの後天的な要因が加わることによります。自律神経、ホルモン、免疫の3つのバランスが成り立つことで健康を維持していますが、過度のストレスなどが加わることにより、これらの中枢である視床下部の機能が乱れ体に様々な疾患が生じると考えられます。また心理学的にはこころの中の悩みや葛藤などがうまく言語化されずに身体を使って表現しているとも考えられます。その症状を読み解くことが無意識の葛藤の理解を手助けすることにつながり、その理解から症状緩和につながることもあります。

心身症の検査と診断
心身症の検査については各疾患によってそれぞれ異なります。例えば過敏性腸症候群であれば大腸内視鏡検査、機能性ディスペプシアであえば胃カメラ検査が診断には必要となります。喘息であれば聴診とスパイロメーターでの評価が必要です。また症状の発症前の心理的な負荷やストレスについて評価することが大切になります。

心身症の治療方法
心身症の治療では、カウンセリングにより無意識の葛藤を言語化していくことが大切ですが、症状に対する内科的な治療を並行して行うことも大切です。また抗不安薬などの薬物療法や催眠療法などと併用して治療を行うケースもあります。自律訓練法、バイオフィードバック療法などで効果がでる場合もあります。

この病名の監修医師

こころとからだ横浜クリニック
監修 安藤 泰善院長先生

〒231-0064
横浜市中区野毛町1-8-2メゾンオークレール2F
Tel: 045-253-4976

<参考ページ>
こころとからだ横浜クリニックホームページ
安藤院長先生ご挨拶

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