日々のメイクを楽にするため、アイラインアートメイクをしてみたいという方も多いでしょう。しかし、施術のメリットだけでなく、痛みやリスクについても正しく理解することが大切です。

今回は、アイラインアートメイクのメリットとデメリット、注意点について解説します。痛みの度合いや失敗例も紹介しますので、アイラインアートメイクを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

Table of Contents

アイラインアートメイクのメリット4つ

アイラインアートメイクのメリット

アイラインアートメイクは、目元に染料を入れる施術です。「やってよかった!」と感じるメリットがいくつかありますが、具体的にはどのようなものなのでしょうか。

ここでは、アイラインアートメイクの4つのメリットについて解説します。

①目を大きく魅せることができる

アイラインアートメイクは、目元の印象を劇的に変化させることが可能です。

プロによる施術によって、個々の目の形や表情に合わせたラインを描き出し、より大きく、魅力的な目元を演出。特に、目力が弱いと感じている方にとってはぴったりな施術でしょう。

②すっぴんでも目元の印象を残せる

アイラインアートメイクをすれば、すっぴんの状態でもしっかりとした目元の印象を保てます。

旅行や急な外出時でもメイクいらず。自然な仕上がりで、すっぴんでも自信を持って過ごせるでしょう。

③汗や水によるメイク崩れがなくなる

アイラインアートメイクは、汗や水からの影響を受けないため、メイク崩れの心配が少なくなります。運動やプールで顔に水がかかっても、アイラインがにじむことがありません。

また、アイラインが汗で落ちたり取れたりする不安から解放されます。日常生活や運動中のメイクが崩れる心配もなくなるため、いつでも完璧な状態を保てますよ。

④メイクにかける時間を短縮できる

アイラインアートメイクにより、毎日の化粧の手間と時間を大幅に短縮できます。特に朝の忙しい時間にメイクにかかる手間が省けるのは、大きなメリットですよね。

アイラインアートメイクのデメリット4つ

アイラインアートメイクのデメリット

アイラインアートメイクは、日々のメイクを劇的に楽にしてくれます。一方で、いくつかのデメリットやリスクもあります。

ここでは、アイラインアートメイクの主なデメリットを4つ紹介します。

①簡単には消せない

アイラインアートメイクに使用される色素は、非常に持続性が高いため、一度施術を行うと簡単には消えません。

完成系がイメージと違った場合や、施術後に好みが変わった場合など、修正や除去する際は専門的な処置が必要となるので注意しましょう。

②皮膚が薄いため施術時に痛みを感じやすい

アイラインアートメイクの施術を受ける際には、痛みに対する注意も必要です。目の周りの皮膚は非常に薄く、特に粘膜に近い部分では、施術時の痛みをより強く感じることがあります。

とはいえ、クリニックの場合では麻酔を使用したうえで施術を受けるケースがほとんどです。点眼麻酔、表面麻酔、局所麻酔など、クリニックによって使用する麻酔の種類が異なるため、カウンセリング時に確認しておくことをおすすめします。

③ダウンタイム期間中に腫れやかゆみが生じる

アートメイクを施した後のダウンタイム期間中は、施術当日から翌日にかけて、目元の腫れやかゆみを感じることがあります。これは施術による皮膚の自然な反応です。

多くの場合は一時的な症状ですが、日常生活に影響を及ぼす可能性もあります。数日たっても腫れやかゆみが引かない場合には、施術を受けたクリニックに相談しましょう。

④2回以上の施術を受ける必要がある

アイラインアートメイクは、初回の施術だけでは理想の色や形に仕上げるのが難しい施術です。そのため、2回目の施術が必要となることが多いでしょう。

1回目の施術では基本的なラインを描き、2回目の施術で細かな修正を加え、色の深みを増すことで、より長持ちする美しい仕上がりをキープします。このように段階を踏むことで、施術の持続性が高まり、より満足のいく結果につながります。

施術時の痛みは?麻酔をするため眉毛を抜く程度の痛みで済む

アイラインアートメイクは痛い?

目の周りは敏感な部位ですが、アイラインアートメイクの痛みは、一般的には眉毛を抜くときと同程度の我慢できる範囲です。ただ個人差はあり、痛くないと感じる方もいます。

その理由は、クリニックでは施術時に麻酔を使用するためです。麻酔には、目薬による麻酔の「点眼麻酔」、クリームを塗る「表面麻酔」、注射をする「局所麻酔」などがあるので、施術を受ける前にどの麻酔を使用するのか確認しておきましょう。

なお、目に入ってしまうリスクがあるため、表面麻酔を使用しないクリニックもあります。

アイラインアートメイクの失敗例

アイラインアートメイクの失敗例

アイラインのアートメイクを後悔しないためにも、口コミや体験談を通じて失敗例を確認しておきましょう。

理想のデザインとは異なる仕上がりになった

アイラインアートメイクで最も多い失敗の一つが、希望していたイメージと異なるデザインの仕上がりになることです。施術者の技術や経験不足、コミュニケーション不足などが原因となり、望んでいた形や太さ、色と異なり、後悔するケースがあります。

施術前には自分の望む仕上がりのイメージを明確に伝え、施術者と十分なコミュニケーションを取ることが非常に重要です。

アイライン後悔してます🥹抜け感出るメイクができないというか..メイクする人ならわかるかもですが、アイライン引かない抜け感が出なくなる&除去できない(めちゃくちゃキワの方)&黒というよりグレー?ネイビー?ぽくアートメイク特有の色味になるから可愛いとは違うかなぁ..で後悔してます🥹

X

目元の腫れや痛みが長引いてしまった

アイラインアートメイク施術後の目元は、ダウンタイムの経過に伴い、一時的な腫れや痛みが出ることがあります。これらの症状は何日かでおさまりますが、場合によっては予想以上に長引くこともあるでしょう。

また、内出血やかさぶた、赤みが出ることもありますが、これらは個人の肌質や施術の仕方などに左右されます。

施術後にトレンドや好みのデザインが変わってしまった

トレンドや個人の好みが変化していくなかで、入れたデザインを後悔するケースも少なからず存在します。

自分の好みもそうですが、長期的なトレンドを予測したうえで、ある程度無難なデザインを選ぶことも大切だといえるでしょう。

アートメイク最近ほんとやる人多いけど、アイラインのアートメイクを後悔してる私からすると、メイク好きな人にはあんまりオススメしない。メイクの幅が狭くなる。アートメイク=メイクの固定化。似合うメイクは年齢によって変わるよ〜。
私は取るためにピコレーザー3回あてたけどまだ残ってる😭

X

3年程前に軽い気持ちでアイラインと眉毛にアートメイクをしました。当時は、毎日の化粧を少しでも楽にできればと思っていましたが、今は少し後悔しています。今更ですが、やはりメイクには流行がありますので、3年前の眉毛のデザインは少し古い感じがして恥ずかしいです。

美容医療相談室

なかなか消えないうえ消すのにも苦労する

アイラインのアートメイクがなかなか消えないことに対して不満を持っている口コミも多く見られました。数年で消えると思って入れたのに10年近く持ってしまったり、時間が経って変色してしまったりするケースもあります。

そのうえ、消すのには医療レーザーなどの方法しかないため、消すのにも苦労している方が多い印象です。

眉とか唇のアートメイクは数年で消えるのに、アイラインのアートメイクはなぜかずっと残るからやる方は慎重になった方がいいよ!特に目の下のアイラインは今は流行ってないから後悔してるし消したくてレーザー何度も打ってもなかなか消えない

X

アイラインアートメイクで後悔しないための5つの注意点

アイラインアートメイクで後悔しないための注意点

アイラインアートメイクは基本的に消すのが難しいため、失敗しないよう細心の注意が必要です。

ここでは、後悔しないための5つの注意点を紹介します。

①実績が豊富&充実したアフターフォローのクリニックを選ぶ

アイラインアートメイクを受ける際には、技術と経験が豊富な医師や専門家がいるクリニックを選びましょう。口コミや評判を参考にするとともに、施術者の技術力や経験の豊富さを確認してください。

また、アフターケアの体制も重要な要素です。万が一の場合にも迅速に対応してくれるクリニックやサロンを選ぶことが、施術後の安心につながるでしょう。

②事前のカウンセリングで納得してから施術を受ける

施術を受ける前に行われるカウンセリングでは、希望するデザインや色、形などの細かい要望をしっかりと伝えることが重要です。

カウンセリング時に「施術者とセンスが合わない」「理想のデザインとは異なる」などの違和感を覚えたら、強い意志を持って施術キャンセルを申し入れましょう。

③施術時はコンタクトレンズやまつ毛エクステを外す

施術時は、妨げになるものを外しておく必要があります。例えば、コンタクトレンズやマツエク、エクステなどです。

施術の妨げになるだけでなく、感染リスクを高める可能性もあるため、安全のためにも外しておきましょう。

④ダウンタイム中のケアを怠らない

アートメイク後のダウンタイム中は、適切なアフターケアを行うことが大切です。腫れや赤みなどの一時的な反応が起こる場合があるため、就寝時は頭の位置が心臓よりも高くなるようにしましょう。

また、かゆみがある場合には手でこすらず、清潔な綿棒などを使用して優しく触れるのみにしましょう。

なお、施術後3日程度はコンタクトを着用できず、目元のメイクも1週間程度控える必要があるので注意してください。

⑤トレンドの変化や似合うデザインを考慮する

アイラインのトレンドは常に変化していますが、自分の目元や肌の特徴に合ったデザインを慎重に選ぶことが重要です。

トレンドに流されず、好みや自然な仕上がりを重視することで、ナチュラルで美しい目元を演出できますよ。

また、アイラインのデザインが固定されているがゆえに、アートメイクをしていない時よりも、目元のメイクの幅が狭まってしまう点にも注意しましょう。

アイラインアートメイクを消す方法

アイラインアートメイクを消す方法

アイラインアートメイクでは、施術ミスや自分のイメージとのギャップなどから失敗に終わるケースもあります。しかし、一度入れた色素を完全に消すのは難しく、簡単には消えないのが実情です。

ここでは、アイラインアートメイクを消す方法を紹介します。

レーザーで除去する

アートメイクを完全に消す最も効果的な方法は、専用のクリニックで行うレーザー治療です。黒や濃い茶色などに反応するレーザーを利用して、色素を除去していきます。

ただし1回の施術で消えるわけではなく、薄い場合は2〜3回、濃い場合には5〜6回程度の施術が必要で、完全に消えるまでには時間がかかります。

また、クリニックによるものの、1回あたり2万円前後の費用がかかります。

コンシーラーで隠す

アートメイクを物理的に取り除くのではなく、一時的に隠す方法として、コンシーラーの使用も挙げられます。

特にレーザー治療を受けるまでの間や、永久的な除去を望まない場合に有効です。

アイラインアートメイクの料金相場

アイラインアートメイクの料金相場

アイラインアートメイクは、一度施術すると長期間持続します。そのため、値段に関する情報をしっかりと理解し、予算を考慮することが重要です。一般的に、アイラインアートメイクの料金は、施術する部位や箇所によって異なります。

また、安いオプションから高価なものまで幅広く存在し、各サロンやクリニックによっても価格設定は異なります。ここでは、アイラインアートメイクの各部位における料金相場について紹介します。

上まぶたの料金相場:1回4万円、2回セット6万円程度

上まぶたのアイラインアートメイクの料金は、1回あたり約4万円が一般的な相場です。また、2回セットの料金相場は6万円程度です。

下まぶたの料金相場:1回4万円、2回セット6万円程度

下まぶたも上まぶたと同様に、1回の施術で約4万円、2回セットで約6万円が一般的な相場です。

しかし、下まぶたは施術が難しい部位であるため、場合によっては上まぶたの施術よりも料金がやや高めに設定されることがあります。

上下まぶたの費用相場:1回6万円、2回セット10万円程度

上下まぶたを同時に施術する場合の料金相場は、1回につき約6万円です。また、2回の施術をセットの場合は約10万円が目安です。

施術料金のほかに初診料・指名料・麻酔代などがかかることもある

アートメイクの料金は、施術料のほかに追加費用が発生することがあります。初診料や特定の施術者を指名する際の指名料、さらには施術時の痛みを軽減するための麻酔代が含まれることもあるでしょう。

また、初回施術後の仕上がりにさらなる改善を求める場合は、追加のリタッチ料金が必要になることもあります。

アイラインアートメイクに関するよくある質問

施術後はどのくらい効果が持続する?

施術後、一般的に1〜3年程度は保持できることが多いです。ただし、日焼けや老化などで徐々に薄れていきます。

「アートメイク」は「パーマネントメイク」ともいわれ、1 度皮膚に色素を入れるとそのカラーは数年間持続する。

金田綾, et al. メイクアップサービスの需要を基盤とするメイクアップ教育–美容室と消費者によるメイクアップサービスへの考え方の相違から. 研究紀要, 2010, 5: 83-94.

一重や垂れ目でも施術できる?

一重や垂れ目の方でもアイラインアートメイクは施術可能です。施術者は個々の目の形状や特徴を考慮し、最も似合うデザインを提案してくれるので、まずはカウンセリングを受けてみることをおすすめします。

ダウンタイムの期間はどのくらい?

個人差がありますが、ダウンタイムは施術後数日から1週間程度とされています。

施術を受けられないケースはある?

アイラインアートメイクは、ほとんどの方が受けることができます。しかし、目元の施術(まぶたの整形やまつ毛エクステなど)を受けた直後や、目の疾患がある方は基本的に受けられません。

まとめ:痛みには個人差あり!後悔しないために実績豊富なクリニックを選ぼう

アイラインアートメイクのまとめ

アイラインアートメイクには多くのメリットがありますが、痛みを感じる可能性や失敗のリスクも伴います。ただし、痛みには個人差があるため、施術を受ける際には麻酔の使用についてカウンセリングで相談することが重要です。

後悔や失敗を避けるためには、経験豊富なエステティシャンがいるクリニックを慎重に選ぶことが成功のカギとなるでしょう。