今注目が集まっている医療や健康情報を病院検索ホスピタが厳選して分かりやすくお届け!今回は『蜂窩織炎(ほうかしきえん)とは?危険度や対策法を解説します!』をご紹介させて頂きます。

外遊びが好きな子供であれば、遊びに夢中になって転んで怪我をすることがあります。
また、山や海などレジャーに行った際にビーチサンダルや露出の多い恰好をしていると、ちょっとしたアクシデントによって軽い怪我をする場合がありますが、軽視していると蜂窩織炎(ほうかしきえん)という感染症を引き起こす可能性があります。
今回は、感染症である蜂窩織炎(ほうかしきえん)について詳しく説明するので、危険度や対策をしっかりと学習しましょう。

蜂窩織炎(ほうかしきえん)ってどんな病気?

コロナウィルスなどで世界的に病気が拡大している感染症が猛威を奮っていますが、蜂窩織炎(ほうかしきえん)という感染症にはどのような特徴があるのでしょうか?原因や特徴など詳しく解説するので、参考にしてください。

原因

蜂窩織炎(ほうかしきえん)という病気にかかる原因について紹介します。
・ひっかき傷
・やけど
・皮膚疾患

蜂窩織炎(ほうかしきえん)は、人の皮膚と皮膚の下にある脂肪との間になんらかの形で細菌が侵入した場合に起こる病気です。
日常生活を送っている上では感染することはありませんが、子供同士の喧嘩などによるひっかき傷や転倒、やけどによる外傷により傷口ができ、そこからブドウ球菌とレンサ球菌などが侵入し感染症になるといわれています。

また、外傷がなくてもアトピーや水虫などの皮膚疾患を患い、肌が敏感になり傷つきやすい状態の場合、蜂窩織炎(ほうかしきえん)になるケースがあります。

基本的に皮膚からの傷口への侵入が感染源となり、人から人へうつることはないので、神経質にならないように落ち着いて行動し、医師へ早期受診をするようにしましょう。

症状

蜂窩織炎(ほうかしきえん)は、人を介さず傷口が原因となっておこる感染症ですが、発症した場合の特徴的な症状について説明します。
・虫さされのようなブツブツ
・赤く腫れる

蜂窩織炎(ほうかしきえん)を見分ける方法にはいくつかありますが、特徴として虫さされのような細かなブツブツの症状が現れます。虫さされとの違いは身体の片方の部位に症状が見られるケースが多くみられます

また、蜂窩織炎(ほうかしきえん)は皮膚などへブドウ球菌などが侵入すると身体の免疫細胞が自衛のための攻撃を行うことにより、皮膚が赤く腫れる症状がみられるため、みわける特徴として覚えておきましょう。

蜂窩織炎(ほうかしきえん)は、酷くなると頭痛やめまい、倦怠感など身体全体へ症状が発生する可能性があるため、症状がみられた場合は、医師へ相談し早期治療をするようにこころがけましょう。

検査

蜂窩織炎(ほうかしきえん)の症状が現れた場合、医師への受診を行いますが基本的には、病原菌などを特定する検査は行われません。

蜂窩織炎(ほうかしきえん)の疑いがある場合は、外傷などの確認や至るまでの経緯などの確認を医師の問診の際にチェックされるため、発生時期や発生場所などを整理してすぐに答えられるようしておきましょう。

また、場合によっては血液検査を行い白血球の量や炎症の起こす数値の確認をするケースもあるため、知識として理解しておきましょう。

蜂窩織炎(ほうかしきえん)ってどうすれば治るの?

蜂窩織炎(ほうかしきえん)は、身体の脚などの片方の部位に赤い腫れなどの特徴的な症状が現れますが、感染してしまった場合どのようにすればいいのでしょうか?治療法や予防法について詳しく説明します。

治療

傷口からのブドウ球菌の侵入によっておこる蜂窩織炎(ほうかしきえん)ですが、病気にかかってしまった場合どのように対処するればいいのでしょうか?治療方法について紹介します。
・抗菌薬の投与
蜂窩織炎(ほうかしきえん)は、インフルエンザなどのウィルスと違い、ブドウ球菌などの細菌が病気の原因となっているため、細菌に治療効果の高い抗菌薬が処方されます。

蜂窩織炎(ほうかしきえん)は、深刻な場合入院をしないといけないケースもあるため、症状が軽度なうちに治療をおこない完治するようにしましょう。

予防

蜂窩織炎(ほうかしきえん)の日頃からできる対策方法について説明するので、しっかりとチェックしましょう。
・手洗い
・皮膚のケア
蜂窩織炎(ほうかしきえん)の予防法として主に2つの方法があります。感染症予防の基本となる手洗いは、同時に風邪などの病気の予防にも繋がるため意識しておこなうようにしましょう。

また、アトピーなど皮膚疾患がある場合は、肌が敏感になり傷つきやすくなっているため、しっかりと治療して感染しにくい状態をつくりましょう。

まとめ

蜂窩織炎(ほうかしきえん)は、肌の傷口からブドウ球菌などが皮膚の中に入る感染する病気です。命にかかわる重度の病気ではありませんが、日頃から手洗いや肌のケア、外出時の露出などをできるだけ控えるよう意識しながら、健康に気をつけて生活してみてはいかがでしょうか?

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