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今回は『夏が最適!子どもの「トイレトレーニング」開始!』をご紹介させて頂きます。

トイトレは「成長のための」大きな1歩

子どもが2歳半になったころ、新米ママパパにやってくる1つの課題といえば、何といっても「トイトレ」でしょう。つまり、子どもの「トイレトレーニング」です。昔は「おむつ外し」という言い方をしていたそうです。

トイレトレーニングは、お子さんの姿が「おむつ」から「パンツ」に変わるだけでなく、赤ちゃんからお兄さん、お姉さんに成長するための、大きな1歩です。着替えやお食事とと同じく「自分でできる」が1つ増えることに、子どもは喜びを感じでしょう。

はじめての経験で、もちろん子どもは大変でしょうが、ママパパも不安でいっぱいです。「いつから始めるのかしら?」と悩むところです。タイミングは、子どもによってさまざまです。基本的知識をおさえておいて、それを1つの目安としながら、無理せず焦らず、子どもの様子に合わせて始めるとよいでしょう。

始めるタイミングで「大事なこと」は?

トイレトレーニングをはじめるときに大事なことは、子どもが「自分の気持ちを言葉で伝えられる」までの成長段階にあるかどうかです。「暑いね」「お腹がすいたね」「猫ちゃんかわいいね」「あんよが痒いね」といった自分の気持ちを、普段から声に出していることがトイレトレーニングを始めるきっかけと見る人は多いようです。

おしっこが出そうなときに「おしっこが出るよ」と言葉で教えてくれることで、トイレトレーニングはスムーズに始められるでしょう。それが1歳半の子もいますし、3歳という子もいます。早いからよくて遅いからダメということはありません。

2歳半くらいでトイレトレーニングを始めると、約3~6ヶ月で終了する子が多い、というデータがあるだけです。競争ではありません。子どもが喜びながら成長する様子を、大人がサポートしていきましょう。

夏から始めたい「5つ」の理由

何歳から始めるかは子どもによって違いますが、始める季節は「夏」がおすすめです。その理由は5つあります。

・失敗しても寒くない
・トイレの間隔が長い
・薄着だから、脱ぐのがラク
・トイレに誘いやすい
・洗濯物が乾きやすい

<失敗しても寒くない>
トイレトレーニングを始めて1、2ヶ月は、失敗がつきものです。「出そうだよ」と教えてくれたら「出てた」なんてことはしょっちゅうです。1日にパンツやズボンを何度も汚すでしょう。しかし、気温が高い夏であれば、服を用意するまで「パンツ一丁」で過ごしても風邪を引くことはないので安心です。

<トイレの間隔が長い>
2、3歳の子どもの1日のトイレ回数は、平均7~8回といわれています。夏は汗をたくさんかくため、トイレの間隔が冬に比べて長くなり、回数は少なくなるでしょう。だいたい2時間間隔の子が多いようですが、冬はもっと短くなります。尿意を感じるときが何度もあると、トイトレ中の子どもには心の負担になります。負担は少ないほうがよいでしょう。

<薄着だから、脱ぐのがラク>
子どもの冬の服装は、パンツのうえにタイツを履いて、おまけにズボンは長いので、ひとりで脱ぐのは大変です。脱いでいる途中で「出ちゃった」ということが続くと、子どもだってヘコみます。「おしっこ」と思ったら、さーっと脱げてすーっとトイレに行けるのがよいでしょう。

<トイレに誘いやすい>
冬は寒いのでトイレに行くのを嫌がる子どもは多くいます。そろそろかなと思ってトイレに誘っても、寒いので「まだまだ」と言って拒む子もいます。夏はそういった苦労がないため、「トイレ行ってみようか」とママやパパの誘いに、子どもは気軽に応じてくれるでしょう。

<洗濯物が乾きやすい>
パンツやズボンやスカートをいくら汚しても、がんがん洗濯をしてバンバン乾くのが夏のよいところです。ママやパパが「大丈夫、いくら汚してもいいからね」というスタンスでいてくれると、子どもは安心してトイレトレーニングに挑めるでしょう。