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今回は『暑い日こそ「白湯」を飲んでデトックス!』をご紹介させて頂きます。

暑い日こそ「さゆ女子」

暑い夏がそこまで来ています。汗をかく季節は、冷たぁーい麦茶やアイスコーヒー、夜はきんきんのビールといきたいところですね。という習慣から「あたし、そろそろ卒業します!」という人が増えているようです。

いったい、どんな人たちなんでしょう。それは暑い夏こそ「消化力 & 代謝力」のWアップで、体のきれいキープに励む「さゆ女子」と呼ばれる女性たちです。

白湯は「理想的な」飲み物

およそ5000年以上の歴史を持つといわれるインド伝承医学「アーユルヴェーダ」では、白湯は「体内を浄化する理想的な飲み物」として活用しています。

アーユルヴェーダは、世界保険機構(WHO)も認める西洋医学の代替手段として、特に予防医学の分野では、世界で実践する人が急増する医学です。

もともとはアーユルヴェーダは、病気を予防したり治したりすることだけに焦点があるのではなく、人がより自然のあり方に近く生きるために、心身が幸福に満ちた人生を送るうえでの「智慧(ちえ)」として存在しています。

そのなかで白湯が「理想的な飲み物」と呼ばれるには、そこに大きな効果があることが分かります。おそらく、健康で美しく暮らすためのヒントがあるような、そんな匂いがプンプンしてきます。「温めたお湯を飲む」というとてもシンプルな方法は、体にもお財布にも優しく、そして得られる効果は多く、体の内側と外側によい影響をもたらしてくれそうです。

「消化力」アップで、体が軽くなる

人間は「消化力」が低下すると栄養が吸収できなくなり、体を動かすエネルギーが不足したり、消化できなかった食べ物が体に溜まったりして、(1)体がダルい、(2)気持ちが晴れない、(3)お肌もくすんで、(4)やる気も起きない、などの悪循環な生活に突入しがちです。

食事のときに、カップ1杯の白湯をすすりながら食べる習慣をはじめてみましょう。たったこれだけのことですが、胃腸がほっこり温まり、消化力が高まります。

そして、白湯は体内に溜まった未消化物を掃除する効果もあります。毎食続けてみます。すると、1週間ほどで消化力はアップし、「あれっ、あたし体がなんか軽いかも」と感じる効果を、ぜひお試しください。

「代謝力」アップで、痩せやすい体質に

「ダイエット成功の鍵は基礎代謝アップ」とよくいわれます。基礎代謝とは、呼吸をする、内臓を動かすなど、人間が生命を維持するために使われるエネルギーのことです。

1日に何度か「白湯を飲む」習慣をつけると、内臓から体が温まり、基礎代謝がアップします。そのときにエネルギーとして燃焼するのは、体に溜まった「脂肪」です。

基礎代謝アップは、脂肪燃焼の効率アップでもあるわけです。痩せにくい人の体は、内臓が冷えている傾向があります。白湯の代謝力アップ効果は、太りにくく痩せやすい体質に変わるきっかけになるでしょう。

腸内をきれいにお掃除「デトックス効果」

白湯を飲む習慣は、消化力のアップから「老廃物の排出」を促します。白湯を飲むと、内臓の温度が上がり、腸のぜんどう運動が活発になります。すると、腸内の未消化物や老廃物が体の外へ押し流される「デトックス」の効果があります。

老廃物が排出されると、肝臓や腎臓などの機能も活発になり、さらに体内の浄化が進みます。そして、便秘の解消や、肌荒れの改善にもつながるでしょう。

効果抜群!「アーユルヴェーダ式」の白湯とは…

白湯は、朝起きてコップに1杯、そして食事のたびにコップ1杯ずつ飲むのが理想です。カップ1杯を5~10分くらいかけて、ゆっくり飲みます。胃腸が徐々に温まり、たまっていた老廃物が外に押し流されやすくなります。まずは、1日4杯の白湯を飲むことからはじめてみましょう。

「体内を浄化する理想的な飲み物」としての優れた効果を期待するなら、アーユルヴェーダ式の白湯を飲むのがおすすめです。「やかん」を使って白湯を作るところからはじめます。

(1)やかんに水を入れる
(2)フタをしたまま、沸騰させる
(3)沸騰したらフタを外し、弱火にして10分ほど熱し続ける
(4)10分したら火を消し、50~60℃になるまで冷ます
(5)内臓をじんわりと温めるイメージで、ゆっくりすする

アーユルヴェーダ式の白湯は、デトックス効果を高めるために「十分に熱すること」、「フタをあけて不純物を除くこと」がポイントです。