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今回は『汗にも種類がある⁉︎ タイプ別夏の汗対策とメイク法!』をご紹介させて頂きます。

汗の季節になりました。汗といっても、顔汗、脇汗、足汗、手汗、色々なところからの汗でお悩みの方が多いと思います。
今日は、夏の汗対策を色々とご紹介したいと思います。

体からの汗は色々なデオドラント剤との混合で乗り切る

汗腺には2種類あって、エクリン腺から出る汗は水分がほとんど。夏の暑さを体が冷やそうと出すもので、そんなに悪いものではありません。むしろ出ない方が心配です。だからと言って、だらだらと出しっぱなしで良い訳でもありません。汗自体は匂いはありませんが、外に出てそのままにしていると汗腺に雑菌などがたまり、悪臭がしてきます。電車の中などで汗臭い=アンモニア臭がしてくるのは、出てきた汗をそのままにしていて、汗が分解され雑菌と合わさって臭っているのです。出てきた汗を拭くだけで、匂いはかなり解消されます。汗の出る職業の方は、こまめに下着やTシャツなどを着替えるだけで、人に嫌な思いをさせずに済みます。着替えを持参しましょう。
一方、アポクリン線から出る汗、わきがは体質などに関係し、思春期から発達します。その他緊張性の汗の場合は、ベタベタして、嫌な匂いがします。わきがじゃないはずなのに、緊張した日はわきが匂ったりします。また加齢や運動不足で、うまく汗をかけなくなった場合、局所的に汗が出るようになったり、嫌な汗になってしまいます。
そんな時は、気になる場所にお出かけ前に制汗剤などでリフレッシュしておきます。肌着は綿などオーガニックなものを身につけるようにします。トイレや洗面所で、しっかり汗の出るところを拭き、デオドラント剤をつけなおすといいでしょう。

顔汗の場合、メイク崩れを抑えるには

せっかくのメイクが汗で台無し! どうしたらいいの?と思っている方も多いのでは? 顔といっても額からの汗、鼻周りの汗、目の下の汗、頭の中からの汗など、色々あります。
どこから汗が出ても、顔の構造上、鼻の周りに集まってきます。そしてTゾーンは皮脂も出て、汗と皮脂とメイクで泥まみれ状態になってきます。
本当にメイクが崩れるのは汗ではなく、皮脂なのです。汗だけであれば、優しく拭けば、そんなにメイクがよれる、という状態にはなりません(取れてしまうことはありますが)。皮脂の脂分とメイクが混ざってしまうのです。
まずはそうならないために、お出かけ前の一手間で、かなりメイクは持ちます。
まず、化粧水は冷蔵庫で冷やしておきましょう。スキンケアの時にすでに汗だくにならないために、クールダウンさせます。
そして、Tゾーンのみに皮脂に強い下地をつけます。この後、いつもの日焼け止めや下地クリームを塗っていきます。これらも皮脂・汗に強いもの、ウォータープルーフのものを使うようにします。Tゾーンは汗をかくと毛穴が開き、そこにファンデなどの色が入り、ボツボツした状態になってしまいます。下地や日焼け止めは色の入っていない透明のものを使う方が毛穴は目立たないでしょう。

夏のメイクのコツ

夏はメイクは崩れるもの、しっかりメイクは無駄と思いなるべくシンプルで薄化粧を目指します。日焼け止めなどはしっかり首あたり、耳まで塗るのがいいのですが、ファンデーションはむしろ、目の下=ほっぺだけでもいいのです。
ちょっと気になるところにさっと塗る程度でOK! 厚化粧すると、崩れ方もかなりなものになります。眉毛やアイシャドー、頬紅、口紅などのメイキャップポイントのみにするのも手です。気になるところだけ、コンシーラーを塗るというのでもいいのです。
外での化粧直しは、夏場は日焼け止めをこまめに塗りなおすのがベストですが、
なかなか難しい場合は、しっかり、汗をティッシュオフして、UVの入ったパウダーやパウダーファンデで押さえます。これもしっかりつけてしまうと、またまた汗まみれになってしまうので、こちらも薄め薄めが基本です。

首の上から汗をかかないためにも、首をクールダウンするのもコツです。市販の冷感ジェル入りのハンカチやチーフで冷やしましょう。また、コットンやガーゼのスカーフなども出ていますので、洗濯もできますし、汗拭きとしても便利です。汗とうまく付き合って暑い夏を乗り切りましょう。